「セリエAは世界最重要リーグになる」モウリーニョ、ユーベのC・ロナウド獲得を大絶賛!

2018年07月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ライバルたちが敗北を受け入れることをしなければ…」

マドリー時代にC・ロナウド(右)を指導した経験を持つモウリーニョ(左)。かつての教え子の凄さを知るからこそセリエAの復権を口にしたのかもしれない。 (C) Getty Images

 クリスチアーノ・ロナウドがレアル・マドリーからユベントスに移籍したことで、近年衰退が叫ばれていたセリエAの復権を期待する声も少なくない。

 かつてインテルでイタリア史上初の3冠を成し遂げたポルトガル人監督のジョゼ・モウリーニョ(現マンチェスター・ユナイテッド)もその一人だ。

 イタリア紙『Gazetta dello Sport』によると、モウリーニョは、イタリアのラジオ番組『Tele radio stereo』で、「みんなC・ロナウドのためにイタリア・サッカーを見るようになる。プレミアリーグを見るのは最高のリーグだからで、リーガ・エスパニョーラはリオネル・メッシがいるからだ」と持論を展開した。

「今、セリエAは世界で最も重要なリーグの一つになっている。サッカーの世界では、すべてが変わり得るんだ」
 
 ただ、モウリーニョはユーベのライバルクラブたちが奮起する必要もあると語っている。しっかりとした競争があれば、セリエAへの注目度が戻ってくると主張した。

「インテル、ミラン、ナポリ、ローマといったクラブが、C・ロナウド獲得でユーベがさらに強くなり、もっともっと勝っていくことに受け身となって敗北を受け入れることがなければ、再びクオリティーや興奮、セリエAにおける注目というものが変わってくるかもしれない」

 55歳のポルトガル人監督は、「だからこそ、サッカー面でも、広告面でも、マーケティング面でもヒットであるこの補強を実現させたユベントスには賛辞を送りたい」とも続けた。

 現在7連覇中の絶対王者が、世界中の関心を引くスーパースターを引っ張ってきたことで、再びサッカーファンの注目が集まりつつあるセリエA。モウリーニョが名前を挙げたライバルクラブたちは、C・ロナウドを加えた宿敵としのぎを削ることで、イタリア・サッカーの人気回復を後押しできるだろうか。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事