英紙がロシアW杯のイングランド代表を採点 「大会を通じて素晴らしかった」と最高評価の「9」を獲得したのは?

2018年07月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

ケインは「調子が落ちていった」との理由で「7」に。

3位決定戦でベルギーに敗れ、4位に終わったイングランド代表。ピックフォード(背番号1)など数人にとっては飛躍の大会となった。(C)Getty Images

 イングランドは7月14日、ロシア・ワールドカップの3位決定戦でベルギーに0-2で敗れた。前回ベスト4まで進んだ1990年大会の時と同じく、3位の座を逃している。

 だが、今大会のスリーライオンズ(イングランド代表の愛称)が開幕前の下馬評を覆して躍進したのは確かだ。母国開催で優勝した1966年大会に次ぎ、1990年大会に並ぶベスト4という成績には、多方面から賛辞が寄せられている。

 では、そんなイングランド代表の面々は、地元メディアからどう評価されたのだろうか。英紙『Daily Mail』が14日、大会を通じてのイングランド代表選手たちを採点した。

 もっとも高く評価されたのが、決勝トーナメント1回戦でイングランドを"PK戦の呪縛"から解き放つなど、数々のセーブでチームを救った新守護神のジョーダン・ピックフォード。「大会を通じて素晴らしいセーブを見せた」「評価がうなぎのぼり」と、9点がつけられている。
 
 守護神に続く評価を獲得したのが、クロアチアとの準決勝で先制点を挙げ、イングランドの武器だったセットプレーで脅威を与えたキーラン・トリッピアー。「多くの人が大会ベストイレブンに投票するだろう」として、8.5点がつけられた。

 8点は、CBのハリー・マグワイアとボランチのジョーダン・ヘンダーソン、そしてガレス・サウスゲイト監督の3人だ。

 スウェーデンとの準々決勝で得点を挙げたマグワイアは、「攻守両面におけるボックス内での空中戦の強さ」が評価され、「大人気となったのも当然」と賛辞を寄せられた。ヘンダーソンは「長短のパスでチームのプレーを決定づけた」と称賛されている。

 また、躍進の立役者のひとりであるサウスゲイト監督について『Daily Mail』紙は、「彼に仕事を与えるという協会の決断が正しかったことを証明した」「イングランドには確かなスタイルがあった。そしてそれはよく鍛えられていた」と称えた。

 また、「新たなリオ・ファーディナンド」と騒ぐ周囲の期待に応えたとして、ジョン・ストーンズには7.5点がつけられた。得点王のタイトルが有力視されるハリー・ケインは「調子が落ちていったのは残念。クロアチア戦で追加点の絶好機を逃した」として、7点にとどまっている。

 そのほか、カイル・ウォーカー、ジェシー・リンガード、デル・アリ、アシュリー・ヤング、ラヒーム・スターリングが、ケインと並ぶ7点。ルベン・ロフタス=チークが6点、エリック・ダイアーとファビアン・デルフ、ジェイミー・ヴァーディが5.5点、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ガリー・ケイヒル、フィル・ジョーンズ、ダニー・ローズ、マーカス・ラッシュフォード、ダニー・ウェルベックが5点だった。
 
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