ロシア・ワールドカップ準決勝でイングランドを破り、決勝戦を明日に控えているクロアチア。同国史上初の決勝戦を控え、ここまで最終ラインで身体を張った守備を見せ続けているCBのデヤン・ロブレンが、インド・メディア『THE HINDU』に心境を語っている。

「我々が新しい歴史を作れることは、自分たちでも理解していた。とうとう決勝まで来た。あとやるべきことは、たったひとつだ」

　クロアチアは決勝トーナメント進出後、３試合連続の延長戦を乗り越えてきた。それだけに、体力面でクロアチアにとっては厳しい状況であり、フランスが有利だと報じるメディアも少なくない。

　そうした論調についてどう考えるかと尋ねられたロブレンは、「イングランド戦の前も、メディアは相手が有利だと報じていた」とし、以下のように回答した。

「フランスは、誰もが好きなチームだろう。我々にとっても同じだ。対して我々は、日頃から"弱者"と見なされることが多いし、そういう立場であることも分かっている。

　だが今では、世界で最も優れた２つのチームのうちの1つであることは間違いない。周囲の見方はそれとして、この立場から勝利を収め、最後に残るチームになることだけを考えるよ」

　クロアチアの守備を統率するロブレンは、決勝戦でも堅守の要として期待がかかる。フランスとの決戦は、日本時間７月15日24時にキックオフを迎える。