岡崎慎司の“僚友”マハレズがクラブ史上最高額でシティへ移籍!「この日を待ち望んでいた」

2018年07月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

冬の悲劇的な破談を乗り越えて

憧れのペップ(左)に温かく迎えられ、大いに照れるマハレズ(右)。アルジェリア代表MFの新章が始まった。(C)Getty Images

 アルジェリア代表MF、リャド・マハレズのマンチェスター・シティ入団がついに確定した。移籍金は6000万ポンド(約90億円)で、クラブ史上最高額を記録している。
 
 シティからレスター・シティには、今年1月にも獲得の打診があった。最終的な提示内容はシティの1選手を含めた総額6500万ポンド(約98億円)と破格だったが、レスター側はなんとこれを固辞。8000万ポンド(約120億円)を要求したと言われる。ペップ・グアルディオラ監督との共闘を強く望んでいたマハレズはひどくショックを受け、およそ10日間に渡って練習を欠席した。
 
 2017-18シーズン終了後はシティ行きが既定路線となり、結果的に1月のオファーを下回る額でケリがついたのだ。
 
 シティのスポーツディレクターであるチキ・ベギリスタインは「リャドは巨大な才能の持ち主だ。どんなディフェンダーでも打ち負かし、スペースを生み出す。この何年かでプレミアリーグを代表するエキサイティングなプレーヤーに成長を遂げたね」と称えた。

 
 そして27歳と脂の乗り切ったアタッカーも、クラブの公式サイトに喜びのコメントを寄せている。
 
「シティに入団できて本当に嬉しい。ペップ・グアルディオラの下で偉大なフットボールを見せているこのチームで、僕も楽しみながら勝利に貢献したいと思う。その攻撃的なスタイルは僕の好みで、完璧にフィットするはずだ。この日を待ち望んでいた。イングランドで革新を続けるチームで、ペップの指導を受けながらフットボーラーとしての進化を遂げたい」
 
 背番号は26に決定。契約は2023年6月までの5年間だ。はたしてケビン・デ・ブルイネ、ラヒーム・スターリング、セルヒオ・アグエロ、ガブリエウ・ジェズスといった名手たちとどんな競演を見せるのか。いまから興味は尽きない。
 
 レスターで3年間一緒にプレーし、2015-16シーズンのプレミア制覇ではともにレスター快進撃の立役者となったのが、日本代表FWの岡崎慎司だ。高質なコンビネーションを構築していただけに、寂しいお別れとなってしまった。
 
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