「検証や分析はこれから…」田嶋会長がJFA公式サイトで成果を強調。一方で世代交代にも言及【ロシアW杯】

2018年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

スムーズな世代交代を図るべく、東京五輪でのメダル獲得にも強い決意

公式サイトの連載コラムで、日本代表の戦いぶり、今後の課題などについて言及した田嶋会長。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 日本サッカー協会は7月9日、公式ウェブサイトで田嶋会幸三会長の連載コラムを掲載。今回のロシア・ワールドカップに臨んだ日本代表の戦いぶりや、今後の日本サッカーの課題などについて言及している。
 
 田嶋会長は今回の日本代表の戦いを振り返って「今大会は、日本サッカーが最も"世界"に近づいた大会であり、日本の可能性を確信できる大会になったのではないかと思います」と評価。さらに「監督が交代して短い時間でしたが、逆境を跳ね除け、強い精神力で戦ってくれた選手たちを誇りに思います」と、選手の健闘を称えた。
 
 また、今大会の日本代表の戦いぶりについては、「今大会の検証や分析はこれから技術委員会でなされるわけですが」と、しかるべきセクションで今後詳細な分析が行なわれることを明かしたうえで、「これまで積み上げてきたものを武器に、西野監督が明確な戦術や方向性を示し、チームをまとめ上げてくれました。ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督が植え付けてくれた『デュエル』や縦への突破力も随所で見られました」と、現監督と前監督の、ふたりの指揮官の指導力による成果も強調している。
 
 今大会での成果を強調した一方で、田嶋会長はまた「これから世代交代の時期を迎えるわけですが…」と、代表メンバーの新旧交代についても言及。
「幸いなことに2年後には東京オリンピックが開催されます。ブラジル代表がリオデジャネイロオリンピックを経てスムーズに世代交代を図ったように、東京オリンピックが4年後のSAMURAI BLUEの進化の鍵を握っていると思います。だからこそ、東京オリンピックではメダル獲得を目指さなければなりません」と、ロシア・ワールドカップでの日本代表の躍進をさらなる大きなうねりへと転化させるべく、2年後の東京五輪でのメダル獲得へ強い決意も示している。
 
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