ロシアW杯の4強には新旧のトッテナム選手がズラリ! 「もっとも影響を及ぼしたのはポチェティーノ監督?」

2018年07月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

現所属選手だけでも9選手が4強へ。

現所属選手だけでなく、モドリッチのようにかつてトッテナムに所属した選手も含めればその数は10人を軽く超える。(C)Getty Images

 7月7日に準々決勝残り2試合を消化し、ロシア・ワールドカップはベスト4が出揃った。フランス、ベルギー、クロアチア、イングランドの4チームだ。

 これらの4チームにもっとも多くの選手を輩出しているのが、イングランド・プレミアリーグのトッテナムだ。スリーライオンズ(イングランド代表の愛称)にはダニー・ローズ、キーラン・トリッピアー、デル・アリ、エリック・ダイアー、そしてハリー・ケインと、トッテナムから5選手が送り出されている。

 そしてイングランド以外にも、ウーゴ・ロリス(フランス代表)、トビー・アルデルワイレルド、ヤン・ヴェルトンゲン、ムサ・デンベレ(すべてベルギー代表)の4選手がトッテナム所属で、計9選手がワールドカップのベスト4に勝ち残っている。

 現所属選手だけではない。日本をベスト16敗退に追い込む決勝点をあげたナセル・シャドリ(ベルギー)やカイル・ウォーカー(イングランド)、ヴェドラン・チョルルカやルカ・モドリッチ(いずれもクロアチア)など、近年トッテナムでプレーした選手はほかにもいる。
 
 そこで注目されているのが、トッテナムのマウリシオ・ポチェティーノ監督の存在だ。英紙『Telegraph』は7日、「今回のロシア・ワールドカップにもっとも影響を及ぼした指揮官はポチェティーノ?」という記事を出した。

 例えばチョルルカやモドリッチなど、前述したすべての選手がポチェティーノ監督の指導を受けているわけではないが、このアルゼンチン人指揮官の教え子が多数存在するのは事実。『Telegraph』紙は、新シーズンから新スタジアムで戦うトッテナムにとって「素晴らしい宣伝になった」と伝えている。

 守護神ロリスは、「トッテナムのイメージにとって非常に良いことだと思う。良い経験だし、クラブの将来にとっても素晴らしいことだ」と、同僚たちの活躍を喜んだ。

「現役のトッテナムの選手の中から、ワールドカップ優勝者が出ることを願っている。もちろん、僕自身がそうなることを誰より望んでいるんだけどね」

 タイトルの獲得に飢えているトッテナムだけに、所属選手が世界王者の称号を手にすることができれば、クラブへの"還元"も期待できる。ロリスの願いどおり、トッテナムの選手は黄金のトロフィーを掲げることができるのだろうか。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事