武藤嘉紀がボルシアMGへ移籍!? ドイツの名門はなぜ日本代表FW獲りに動くのか【ロシアW杯】

2018年07月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

武藤は理想のFW。移籍金は1000万ユーロとも

今回のW杯はポーランド戦の出場のみに終わったが、印象的なプレーを見せた武藤。新天地はドイツ国内か、それとも憧れのプレミアの舞台か。(C)Getty Images

 日本代表FW、武藤嘉紀の周辺が騒がしくなってきた。ドイツ大衆紙『BILD』が伝えたのは、ドイツの名門ボルシア・メンヘングラードバッハからの強い関心だ。
 
 かねてからボルシアMGが今夏の補強ターゲットに据えていたのが、前線のテコ入れだ。当初はハノーファー96のニクラス・フェルクルクに狙いを定めたものの交渉は決裂し、現在はニースのフランス人FWアサランヌ・プレアを筆頭候補に、人選を進めている。
 
 ところがここに来て、今回のワールドカップでスイス代表として参戦したFWヨシプ・ドルミッチの流出が現実味を帯びてきた。ロシアの地で3試合・1得点の活躍を見せて声価を高めたこともあり、25歳のストライカーの元にはプレミアリーグの3クラブ(バーンリー、ワトフォード、ボーンマス)からオファーが届いているのだ。もはや引き抜きは避けられず、ボルシアMGのスポーツディレクターであるマックス・エベールは、FWの2枚獲りに乗り出している。

 
 そこで敏腕SDが白羽の矢を立てたのが、武藤だった。同紙はその理由をこう見ている。
 
「ムトウは現在のボルシアMGが求める『強さと決定力を備えたフォワード』であり、エベールはチームに完璧にフィットすると考えている。以前にも旧知の間柄であるルーベン・シュレーダー(マインツの強化責任者)と話をした時、ムトウについて論じ合ったという。25歳と年齢的にもフットボーラーとしてベストであり、ドルミットとは年齢もクラブとの契約期間も同じだ(武藤とマインツの契約期間は2019年6月まで)。ドルミッチを売ったカネでムトウを獲れるとイメージしており、おそらくは1000万ユーロ(約13億円)程度の移籍金になるだろう」
 
 2017-18シーズンの終了時、武藤はプレミアリーグ挑戦への意欲を公言していたが、はたしてどんな顛末を迎えるのか。慌ただしい夏となりそうだ。
 
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