40歳での国外初挑戦! ブッフォン、パリSG入りで「自分のエネルギーや経験を還元したい」

2018年07月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

古巣ユベントスは守護神へ感謝

5月に万感の思いでユベントスに別れを告げたブッフォン。これから、新たな挑戦が始まる。 (C) Getty Images

 7月6日(現地時間)、フランス・リーグアンのパリ・サンジェルマンは、2017-18シーズン限りで17年間を過ごしたユベントスを退団した名GKジャンルイジ・ブッフォンと、1年契約で合意に達したことを、公式サイト等で発表した。

 今年で40歳となったブッフォンとの契約には、1年間の延長オプションも含まれている。年俸等については、クラブからの発表はないものの、地元メディアは400万ユーロ(約5億2千万円)と報じている。
 

 1995年11月、17歳の時にパルマで鮮烈なプロデビューを果たし、2年後にはイタリアA代表での初キャップを刻んだブッフォンは、2001年にユベントス入りした。クラブでは、欧州制覇こそ果たせなかったものの、22ものタイトル獲得に貢献し、代表では2006年ドイツ・ワールドカップで世界の頂点に昇り詰めた。

 不惑の歳での国外初挑戦について、ブッフォンはクラブの公式サイトで「素晴らしい気分であり、とても嬉しい。私のキャリアにおいて、国を出るのは初のこと。クラブの野心的なプロジェクトが、私にこれほどの大きな決心をさせた」と声明を発し、以下のように続けている。

「パリSGと会長の信頼に感謝している。クラブが大きな目標を達成できるよう、私のエネルギーと経験、そして勝利への渇望を、還元していきたい。そして、チームメイトやファンとファンタスティックなエモーションを共有していきたい。パリは、世界一のクラブが所在するに相応しい素晴らしいな街だ」

 一方、世界的な守護神を獲得したパリSGのナセル・アル・ケライフィ会長は、その喜びを以下のように語っている。

「ブッフォンをファミリーの一員に迎え入れられたことを誇りに思う。彼は野心的かつ、ユニークでエレガントな個性の持ち主であり、その豊富なキャリアを経て、いまやサッカー界で最も尊敬される選手だ。40歳となっても、全く情熱を失っていない。サポーターも彼を歓迎するだろう」

 代表でも昨秋に一度は引退を宣言しながら、これを撤回して今年3月の親善試合に出場し、さらにクラブではパリSGという、最も野心的なクラブで現役を続行するなど、まだまだエネルギッシュな「ジジ」に対し、古巣ユベントスは公式ツイッターで「また会おう、ありがとう!」と感謝の言葉を綴っている。

 来る新シーズン、フランスのピッチに立つカルチョの象徴の姿は、非常に新鮮なものとなるだろう。非常に楽しみだ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事