「隠れた宝石!」「世界はイヌイを知った」英紙が大ブレイクの乾貴士をベタ褒め!【ロシアW杯】

2018年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今日はイヌイで書くぞ、と話し合っていたのに…」

大会2ゴールという記録だけでなく記憶に残る鮮烈なプレーを連発した乾。世界のファンとメディアにその存在を知らしめた。(C)Getty Images

 乾貴士のスーパーゴラッソが名手ティボー・クルトワの牙城を破ったとき、大多数の日本人ファンは勝利を信じて疑わなかっただろう。だが、ベルギーはやはり強国だった。日本代表は最後の30分間で0-2からの大逆転を許し、またしても8強の壁を崩せなかった。
 
 英紙『The Independent』のローレンス・オストリール記者は、「ワールドカップとはかくも素晴らしい大会なのだということを、ベルギーと日本の死闘は教えてくれた。フットボールとは先が読めないから面白いのだという、シンプルな事実もだ」と綴った。そして日本が誇る30歳のアタッカーを絶賛するのだ。
 
「正直、私はタカシ・イヌイには大して注目はしていなかった。世界中の大半のファンがそうだっただろう。フランクフルトやエイバルのファンならその能力を知っていても、欧州カップ戦には一度も出ておらず、日本代表としてもワールドカップは今回が初の出場だ。なんて隠れた宝石だろうか! 最大の発見だ! ベルギー戦では誰よりも輝いていた。あのゴールは彼の才能が凝縮されたスーパーゴールだった」

 
 大会を通して、乾のハイパフォーマンスに魅了されっぱなしだったという。
 
「コロンビア戦で躍動し、セネガル戦でも圧巻のゴールを決めてみせた。観ているだけでワクワクする選手とは彼のことだ。ベルギー戦で彼のゴールが決まり、我々は『イヌイがヒーローだ。彼で大いに書こう』と話し合っていたが……。フットボールってやつは本当に分からないものだ。世界はイヌイを知った。だが、もう彼をワールドカップでは観れない。寂しい限りだ」
 
 オストリール記者だけでなく、各国メディアがこぞって乾を称えている。来る2018-19シーズン、新天地ベティスでの動向は特大の注目を集めることになりそうだ。

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