[ロシアW杯グループH] 日本２－２セネガル／６月24日／エカテリンブルク・アレーナ（エカテリンブルク）

　現地24日、日本代表はグループリーグの第２戦でセネガルと対戦した。サディオ・マネ、エムバイ・ニアングらのスピードやフィジカルの強さは尋常ではなく、前半と後半にそれぞれ失点。乾貴士と本田圭佑のゴールでドローに持ち込んだが、２失点を喫した守備陣からすれば悔しさが残る一戦だった。

　試合後に吉田麻也も、「（ニアングは）速かったですね。そこで後手を踏んでしまった」と相手アタッカーの個の能力に手を焼いたことを明かした。とりわけ、序盤は相手のスピードに困惑。思い通りに試合を運べず、我慢の展開となった。

　ただ、ゲームを通じて全部がやられていたわけではない。特に後半は時間の経過とともに目が慣れたのか、味方と連係しながらセネガル攻撃陣を止める場面が増えた。

　ハーフタイム以降の守備について吉田は、「最初のところでプレスに行って、前を向かせない。立ち上がりは重心が後ろになり過ぎたので、ハーフタイムにはもっと前から行くような戦い方をしようと話して、（相手が）ブロックを作ってきた中でも入っていけるような戦いをしようと話した」と前半を反省し、しっかりと前で潰すことを心掛けていたという。

　試合後に吉田はサウサンプトンで共闘した経験を持つマネと話し、「僕がスライディングをして怪我をしたとガタガタ言っていたので、僕が先にボールに触っただろって言いました（笑）」というやりとりがあったそうだ。このことからもいかにアグレッシブな守りをしていたかが窺える。

　失点場面はチームとして反省すべきだが、吉田が言うように試合中に課題を修正できた点は今後に向けてプラスの材料になるはずだ。

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