【サッカーダイジェスト特派のポイントレビュー】
 
　引き分け以上で首位通過が決まるフランスと、他会場のスイスと同勝点で２位の座を争うエクアドルが死闘を演じた一戦は、スコアレスドローに終わった。
 
　スイス戦から６人のメンバーを入れ替えたフランスは、エクアドルの堅守に最後まで苦しんだ。改めて浮き彫りになったのは、引いて構える相手を崩し切れない攻撃のバリエーション不足だ。
 
　エクアドルはA・バレンシアが一発レッドで退場した50分以降、何度となく危険な場面を迎えたものの、身を挺した守りとGKドミンゲスの好セーブで最後の一線は越えさせなかった。だが、ホンジュラス戦でスイスが３-０の勝利。３位で敗退が決まった。
 
取材・文：加藤紀幸（ワールドサッカーダイジェスト）