スウェーデン戦は“陰の主役”としてフル稼働
スウェーデン戦でドイツの今大会初ゴールを決めたロイス。(C)Getty Images
スウェーデン戦でトニ・クロースが後半アディショナルタイムに衝撃的な決勝点を決め、"サッカー大国"としての意地を見せたドイツ代表。この試合でFIFAが選ぶマン・オブ・ザ・マッチに輝いたのが、マルコ・ロイスだ。後半早々にドイツの今大会初、そして個人としてもワールドカップ初となるゴールを蹴り込み、クロースの決勝FKでも"1アシスト"を記録した。
試合後の取材に応じたロイスは、喜びをこう表現した。
「ドイツ国民の多くが、我々が決勝トーナメントに進出できないと感じただろう。けれど、我々は不屈の精神を示したし、先制点を奪われて厳しい状況に追い込まれたけど、しっかり取り返すことができた。勝つための下支えはできていたんだ。クロースが最後のキックであの状況を打開したのは……驚異的だね。勝利へのラストチャンスであれだけの才能を発揮したんだ。リスペクトしかない」
大車輪の活躍を見せたボルシア・ドルトムントのエースは、さらにこう続ける。
「今大会を観ていて思うんだ。フットボールは情熱と献身さえあれば、どんなことだって達成できるんだと。いわゆる"小国"と呼ばれるチームが、"大国"の道筋を困難にしている。彼らは賢く、よく走り、巧みな速攻を駆使する。これは今回のワールドカップの特徴だと思う。きわめて防御力の高い4バックや5バックが結束しているんだ。攻める側はよりスピードアップが求められるし、裏をかくようなプレーが不可欠になる」
ドイツは決勝トーナメント進出への望みをつないだ。2010年大会のイタリア、2014年大会のスペインと、得てして「ディフェンディングチャンピオンは、次の大会で決勝トーナメントに進めない」ジンクスがあるが、はたしてそれを覆せるか。6月27日のグループリーグ最終戦、韓国戦は大一番となる。
「簡単にワールドカップを離脱するつもりはないよ」
長らく怪我に悩まされてきた天才肌、ロイスがいよいよ本領発揮だ。その姿はドイツ代表チーム、ひいてはドイツのファンに勇気を与えているに違いない。
「今大会を観ていて思うんだ。フットボールは情熱と献身さえあれば、どんなことだって達成できるんだと。いわゆる"小国"と呼ばれるチームが、"大国"の道筋を困難にしている。彼らは賢く、よく走り、巧みな速攻を駆使する。これは今回のワールドカップの特徴だと思う。きわめて防御力の高い4バックや5バックが結束しているんだ。攻める側はよりスピードアップが求められるし、裏をかくようなプレーが不可欠になる」
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