スペインが初勝利! “ゴール前にバスを停める”イランの守備的戦術をイニエスタが打ち破る!

2018年06月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

VARの判定に救われる場面も。

イニエスタのパスからD・コスタが2試合連続となるゴールを決め、スペインが苦しみながらも初勝利を飾った。(C)Getty Images

 現地時間6月20日、グループリーグ第2戦でイランと対戦したスペインは、相手の徹底した守備戦術に苦しみながらも、ジエゴ・コスタの2試合連続ゴールが決まり、1-0の勝利を飾った。

 ポルトガルの名将カルロス・ケイロスに率いられたアジアの雄は、技術で上回るスペインにボールを預け、「ゴール前にバスを停める」という超がつくほどの守備的な戦術を敷いてきた。11人全員が自陣に引き、相手に攻め込むスペースを与えない。

 スペインは、アンドレス・イニエスタとダビド・シルバ、さらにはイスコといった選手が右から左、左から右とボールを動かし、ときにはパワープレーのごとく外からの放り込みでイラン・ゴールに迫ったものの、いずれもイランの壁に跳ね返された。
 
 刻一刻と時間だけが過ぎていくなか、その壁を真正面から叩き割ってみせたのがスペインの"頭脳"イニエスタだった。

 54分、シルバとの縦のワンツーでゴール前にスルスルと入っていき、前線で待つD・コスタへラストパス。今大会好調のFWは、イランDFが必死にかき出そうとしたボールを、ゴールネットに突き刺した。

 その後ピッチ上で展開されたオープンな戦いは、さらにスペインを苦しめた。VARによって取り消されたものの、一度はゴールを割られてもいる。

 それでもこのピンチをなんとかしのぎ切り、初勝利を飾ったスペインは勝点を4に伸ばし、ポルトガルとともにグループ首位に。グループリーグ突破をかけたモロッコとの第3戦は、現地時間6月25日に行なわれる。
 
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