日本中を熱狂させたコロンビア戦の快勝劇。ピッチに立ったサムライ戦士たちは思い思いに喜びを噛み締めたのち、次なる戦いに向けて気持ちを切り替えている。
 
　ディフェンスの要である吉田麻也は、ロシア現地時間の夜に自身のツイッター（@MayaYoshida3）を更新。「As One（一員として）」と控えめに綴り、いくつかのハッシュタグを付けた。「#初勝利」「#寝れない」と記し、最後に衝撃の事実を伝えたのである。
 
「#入場して整列してる時カズさんVIP席でめちゃ手振ってた。笑」
 
　そう、キングカズこと三浦知良そのひとだったという。

 

　６月17日のJ2第19節、横浜FCの51歳FWは敵地でのファジアーノ岡山戦（０－０）でベンチ入り。出場機会は訪れなかったが、なんとその後にコロンビア戦観戦のため電撃的にロシア入りし、後輩たちの応援に駆け付けたのだ。実はFIFA（国際サッカー連盟）から"FIFAレジェンド"として招待されたもので、VIP席では田嶋幸三・日本サッカー協会会長、高円宮妃久子・同名誉総裁とともに熱戦を見守った。
 
　偉大なる大先輩にパワーを注入されたチームは見事２－１で勝利し、最高のスタートを切った。キングはすぐさま帰国し、週末（６月24日）の第20節・ヴァンフォーレ甲府戦に備えている。