韓国がメキシコに敗れて連敗! 自力でのグループリーグ突破の可能性が消滅する【ロシアW杯】

2018年06月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

ソン・フンミンが豪快な一撃を突き刺すも…。

26分、ベラのPKでメキシコが先制。絶対に負けられない韓国は、この1点によって厳しい状況に追い込まれた。(C)Getty Images

 26分、カルロス・ベラの左足キックが韓国ゴールに吸い込まれた。振り返れば、この1点が大きかった。

 グループリーグ突破のために連敗は決して許されない韓国は、序盤から積極的にメキシコ陣内に攻め込んでいた。しかし、相手のクロスをブロックに入ったチャン・ヒョンスがハンドのファウルを取られ、判定はPK。絶対に奪われてはいけない先制点を許してしまったのだ。

 当然、韓国はその後も攻める。ソン・フンミンが鋭いカウンターからメキシコ・ゴールに迫り、56分にはキ・ソンヨンが左サイドから強烈な一撃を撃ち込む。

 そしてさらに前がかりにいこうと64分、シン・テヨン監督が動く。ボランチの一角であるチュ・セジョンを下げて、期待の20歳イ・スンウを投入したのだ。
 
 世界王者ドイツを沈めたメキシコの伝家の宝刀、カウンターが繰り出されたのはその2分後だった。イルビング・ロサーノが高速ドリブルで持ち上がり、最後はハビエル・エルナンデスがチャン・ヒョンスを冷静にかわして韓国ゴールに流し込んだ。

 時間の経過とともに焦りが見えはじめた韓国は、やや感情的なプレーが多くなり、ファウルが増える。これにはメキシコ・ベンチも激怒。そしてスタンドからは、韓国にボールが渡るたびにブーイングが浴びせられた。

 結局、ソン・フンミンの単独突破以外に決定機を作れない韓国は、そのエースがアディショナルタイムに豪快な左足を突き刺したものの、彼らにあと1点を奪う時間は残されていなかった。

 試合はメキシコが2-1で勝利。この結果、連敗を喫した韓国はグループリーグ突破が非常に厳しい情勢となった。
 

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