ルカク&E・アザールのラッシュで5発快勝! ベルギーが盤石の戦いでグループ突破へ大前進【ロシアW杯】

2018年06月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

ルカクとE・アザールが揃って2ゴール!

効果的なプレーを幾度も披露し、2ゴールをマークしたE・アザールが、ベルギーを勝利に導いた。 (C) Getty Images

【6月22日・モスクワ|グループG ベルギー 5-2 チュニジア】

 立ち上がりから主導権を握ったのはベルギー。開始6分でエデン・アザールが自ら奪ったPKを決めて先制すると、10分後にはドリース・メルテンスのお膳立てを受けたロメル・ルカクが豪快なフィニッシュして差を広げた。

 このままベルギーペースで進むかと思われた試合だったが、18分にチュニジアが一矢報いる。敵陣で得たFKからワフビ・カズリが絶妙なボールを蹴り込み、これにディラン・ブロンがオフサイドラインぎりぎりの位置でねじ込んだ。

 立ち上がりで打ち合いの様相を呈した一戦となったが、その後はベルギーが再び攻勢に立つ。ポゼッション率で相手を下回ったものの、ルカク、E・アザール、メルテンスのトリデンテを中心にリズミカルな攻撃を再三仕掛けると、前半終了間際の前半アディショナルタイム3分にルカクが2試合連続となる2ゴールをマークして差を広げた。
 

 後半もベルギー攻撃陣は止まらない。51分にトビー・アルデルワイレルドのロングフィードに抜け出したE・アザールが相手GKをかわして無人のゴールにフィニッシュして試合を決定付けた。

 大差がついてもチュニジアは戦意を喪失することなく、好戦的な振る舞いを続けたことで、ベルギーはやや守勢にまわったが、危ない場面は数えるほどで、失点することなく試合を進行。

 チュニジアの運動量が落ち込んだこともあったが、速攻から幾度も決定的なシュートを放つなど、効果的に、そして効率良く試合を掌握し続けたベルギーは、90分に途中出場のミチ・バチュアイがダメ押し点をゲットした。

 その後、試合終了間際の後半アディショナル3分にカズリの意地の一発で一点を返されたものの、ベルギーは逃げ切りに成功。勝点6に伸ばした赤い悪魔は、いち早いグループへ前進した。

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