まさかの3失点…クロアチアに大敗を喫したアルゼンチンはグループリーグ敗退が現実味

2018年06月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

GKカバジェロが信じがたいミス。

沈黙しつづけたメッシ。このまま大会から姿を消してしまうのか。(C)Getty Images

 現地時間6月21日、アルゼンチン対クロアチアが行なわれ、クロアチアが3-0で勝利した。この結果、2連勝のクロアチアはベスト16進出が決定。1分け1敗でいまだ勝利がないアルゼンチンは、グループリーグ敗退が現実味を帯びてきた。

 序盤から探り合いの展開が続いた試合のスコアが動いたのは53分だった。

 アルゼチンGKウィリー・カバジェロがバックパスの処理を誤り、ゴール前にフワリと浮いたボールを、クロアチアFWのアンテ・レビッチにボレーで叩き込まれたのだ。
 
 守護神の信じがたいミスにがっくりと肩を落とすアルゼンチンの選手たち。このプレーを機にベンチも騒がしくなり、ホルヘ・サンパオリ監督はゴンサロ・イグアイン、クリスティアン・パボン、パウロ・ディバラとFWの選手を立て続けに投入。しかし、肝心のボールが前線に届かない。

 頼みのリオネル・メッシも、第1戦同様にまったく周囲との連携が取れず、沈黙したまま。ゴールを予感させるようなプレーは見られなかった。

 それでも望みを捨てずに必死にボールを追う南米のサッカー大国に引導を渡したのは、それまで攻撃よりむしろ守備で高い貢献を見せていたクロアチアのキャプテン、ルカ・モドリッチだった。80分、豪快な右足の一撃を突き刺している。

 さらにアディショナルタイムにもイバン・ラキティッチのダメ押し弾で1点を加えたクロアチアが3-0で勝利。アルゼンチンは厳しい状況に追い込まれた。
 

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