韓国が痛恨の黒星スタート! 地元紙は「完全にゲームの流れが変わった」とVARの洗礼に…

2018年06月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラウンド・オブ16進出へ早くも崖っぷち

期待の背番号10、イ・スンウは終盤に投入されるも空回り。韓国は0-1の惜敗を喫した。(C)Getty Images

 韓国代表にとっては手痛い黒星スタートとなった。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の洗礼を浴びたのだ。
 
 6月18日のグループF第1節、スウェーデンとの一戦。韓国のシン・テヨン監督は4-2-3-1システムで臨んだ。前半はシュート1本に終わるなど攻撃に手詰まり感があり、守勢を強いられた。それでもGKチョ・ヒョヌのスーパーセーブでゼロに凌ぐと、後半はやや運動量が落ちてラインが間延びしたスウェーデン陣内に深く攻め入った。
 
 それでも、なかなか均衡は破れない。じりじりした展開のまま迎えた73分だ。韓国は途中出場の左SBキム・ミヌが相手MFヴィクトル・クラ―ソンを倒してしまう。主審はいったんプレーを流したが、ここで登場したのがVARだ。判定は覆り、PKを献上。アンドレアス・グランクビストにこれをねじ込まれ、痛恨の敗北を喫してしまった。

 
 韓国サッカー界にとってはもちろん、ワールドカップでVARの"餌食"となるのは初めてだ。全国紙『朝鮮日報』は「レフェリーはキム・ミヌのタックルを正当なものだと判断したはずなのに……。スウェーデン選手たちの抗議に遭って決断はひっくり返されたのだ」と戸惑いを隠せない。さらに『スポーツ・ソウル』紙は「VARによるジャッジで、試合の流れは完全に変わってしまった。キム・ミヌは懸命のタックルを仕掛けたが、確かに足はボールに達しなかった……」と記した。
 
 韓国は懸命の反撃を試みるもあと一歩及ばず。第2戦はドイツが、第3戦はメキシコが相手。決勝トーナメント進出へ、早くも崖っぷちだ。

参照元:スポーツ・ソウル
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