W杯デビューのサラーがPKから初ゴール! エジプトはロシアに主導権を握られ3点を失う…

2018年06月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロシアの好守備に終始苦しめられ…

3点を失った後ではあるが、サラーにとって記念の初ゴールが自身が獲得したPKから生まれた。 (C) Getty Images

【6月19日・サンクトペテルブルク|グループA ロシア×エジプト】
 
 立ち上がりは勝利が欲しいエジプトが攻勢に立つも、すぐにロシアは高い位置でプレッシャーをかけてボールを奪えるようになり、主導権を握って、イグナシェビッチ、ゴロビン、チェリシェフらが、惜しいシュートを放っていく。
 
 ロシアのフェアかつ激しい守備に苦しむエジプトは、この試合でW杯デビューを飾ったエースのサラーにもなかなかボールが渡らず、彼が相手に脅威を与えたのは、42分に味方のスルーを受けてからDFをかわしてファーストシュートを放ったのが初めてだった。
 
 それでも無失点で前半を切り抜けたエジプトだったが、後半開始からわずか2分、こぼれ球をゴロビンにダイレクトでシュートを撃たれ、これをクリアしようとしたファティがゴール右隅に入れてしまい、オウンゴールというかたちで先制点を献上してしまった。
 
 リードを奪ったロシアは、しかし攻守で力を緩めることなく、59分、右サイドの攻めから、フェルナンデスがペナルティーエリア右深くに走り込んでボールを受け、マイナスに折り返したところをチェリシェフが合わせて追加点を奪う。
 
さらに62分、自陣のFKからロングボールをゴール前で胸トラップしたジューバが反転し、ガブルをかわして3点目を決めた。
 
 エジプトは単発の攻撃を強いられるが、72分、サラーがエリア内で掴み倒され、VAR判定を経てPKを獲得。56分の決定機は相手のブロックに遭ったエースだが、このPKは力強く決めてW杯初ゴールを決め、2点差に迫っている。

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