セネガルがポーランドを攻守に圧倒! 名手レバンドフスキを完封して勝点3を獲得

2018年06月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

個の能力だけでなく組織的なプレーも。

力関係はほぼ互角と見られていたが、セネガルは攻守両面でポーランドを圧倒した。(C)Getty Images

 現地時間6月19日、日本がコロンビアを撃破した約1時間後、モスクワのスパルタク・スタジアムでは同じくグループHのポーランドとセネガルが対戦。2-1でセネガルが勝利を飾った。

 セネガルの脅威は、選手個々の身体能力だけではなかった。さらに言えば、リバプールに所属するエースのサディオ・マネだけのチームでもなかった。
 
 今大会の最年少監督、アリウ・シセ(42歳)に率いられたチームは、局地戦でも組織的なプレーでも前半からポーランドを圧倒。また、個人の技術レベルも非常に高く、とにかくボールを奪われない。その点でもやや硬質なプレーが目に付いた東欧の古豪を、完全に凌駕していた。

 エムバイ・ニアングとマメ・ディウフが並ぶ最前線から最後尾までが連動して動き、攻守の切り替えも速かったセネガル。とりわけ、ロベルト・レバンドフスキほどの名手の存在感を、ほぼ90分を通してピッチ上からかき消してしまった最終ライン中央部分は、大会屈指の強固さを誇るといってもいいだろう。

 ただ、2トップのフィニッシュの精度はさほど高くなく、37分にイドリッサ・ゲイエのシュートが相手DFに当たって入った先制点も、60分にエムバイ・ニアングが敵のバックパスのミスを驚異のスピードでかっさらって決めた2点目も、ともにラッキーな要素の強いゴールだった。

 一方のポーランドも、終了間際にFKからグジェゴシュ・クリホビアクのヘッドで1点を返したものの、反撃はここまで。セネガルが逃げ切りに成功している。この結果、グループHは日本とセネガルが勝点3でリードし、ポーランドとコロンビアがこれを追う形となった。

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