「日本は2位通過」「全体の10番手」世界的データ会社が西野ジャパンに驚きの高評価!

2018年06月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

パラグアイ戦快勝の日本にさらなる追い風が!?

4-2の快勝を収めたパラグアイ戦のデータも、もちろん今回の集計結果に反映されている。出場32か国中、上から10番目とは……。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 ロシア・ワールドカップ開幕を翌日に控えた6月13日、日本代表にとって頼もしいデータが公表された。なんと西野ジャパンはグループHを2位で通過するうえ、優勝の可能性を示す数値がイングランドやクロアチア、スイスなどを上回ったのである。
 
 出場32か国を徹底査定したのは、世界的なスポーツデータ集計会社の『Opta』だ。「World Cup Predictor」という独自の算出システムを駆使。過去4年間の国際Aマッチにおけるデータを多角的に解析し、攻撃と守備の強度を数値化し、2010年と2014年の両ワールドカップのパフォーマンスも反映されている。さらにホストカントリーであるロシアや欧州の代表国が持つ地の利や、1970年大会以降に優勝した国々、いわゆるサッカー大国には実績という名のボーナスが加味されるという。
 
 そして弾き出された集計結果は、日本のファンを驚かせるに十分なもの。これだけを眺めると強豪の一角に数えられる、それほどの高評価を得ているのだ。

 
 まずはグループHを堂々2位で勝ち抜くと予想された。ラウンド・オブ16に進出する確率はコロンビアの55.0%に次いで、日本を51・8%とジャッジ。ポーランドの47.7%、セネガルの45.6%を凌いだのである。
 
 さらにデータは日本の快進撃をも予感させる。優勝の可能性を示す数値でランキング化すると、日本は上から数えて10番目の2.2%。これは強豪国のイングランド(2.1%)やクロアチア(1.9%)をも上回るもので、アジアのライバルであるオーストラリア(1.6%)、韓国(1.1%)を圧倒している。ちなみに先の親善試合で日本相手に完勝を飾ったスイス(1.5%)よりも上位だ。トップ3はブラジル(13.2%)、ドイツ(10.7%)、アルゼンチン(10.1%)となっている。
 
 あくまでデータはデータであり、なにかを保証する結果ではないものの、世界中のメディアから低い評価を受けてきた日本代表にとっては嬉しいニュースに違いない。出場32か国をすべて同じ条件で査定しているのだから、ひとつの確かな指標と見てもいいはずだ。
 
パラグアイ戦で悪しき流れを断ち切り、ついにロシア入りを果たしたサムライブルー。ここに来て俄然、上昇ムードが漂ってきた。
 

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