終了間際のCK弾でウルグアイ辛勝! サラー欠場のエジプトは狙い通りの試合運びも…【ロシアW杯】

2018年06月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

2トップが好機を逃した一戦でCBが決勝弾!

決勝弾のヒメネス。守備に奮闘し続けたCBが攻撃でも大仕事を果たしてチームを救った。 (C) Getty Images

【6月15日・エカテリンブルク|グループA エジプト 0-1 ウルグアイ】
 
 ハイプレッシャー、ハイスパートで始まった一戦、ウルグアイは8分にカバーニ、14分にスアレスと、自慢の2トップがフィニッシュまで持ち込むが、対するエジプトも12分にトレゼゲが惜しいシュートを放つ。
 
 ポゼッションではウルグアイが上回り、主に右サイドからの攻撃でチャンスを生み出そうとするが、大事なところでのプレー精度や意外性を欠き、時折入れるクロスも簡単にはね返されるなど、エジプトの守備ブロックを崩せない。
 
 23分にカバーニのボレーが相手DFに当たってCKとなり、ファーに流れたボールをスアレスがフリーで詰めたが、枠を捉えることはできず。これが前半、最大の得点機となった。

 
 
 ウルグアイは、守備では最終ラインが堅守を見せるも、中盤より前は時間とともに相手へのプレッシャーが弱まり、逆に相手の寄せで危険なかたちでボールを失う場面も。一方のエジプトは、カウンターではウルグアイよりも可能性を感じさせる展開を見せるが、こちらも得点機に繋げることはできない。
 
 後半、開始から1分も経たないうちに、ウルグアイはカバーニのスルーパスでスアレスが抜け出して決定的なシュートを放つが、GKエル・シェナウィにブロックされる。
 
 その後、ボールポゼッションで上回るウルグアイ、カウンターで対抗するエジプトという構図で試合は進むが、前者は引いた相手にパスの出しどころに困り、効果的な攻撃を仕掛けられない。
 
 逆に幾度もピンチを迎えながら迎えた73分、ウルグアイは再びカバーニのスルーパスでスアレスが抜け出すが、シュートのタイミングを逸してエル・シェナウィにキャッチされる。
 
 38分、攻め続けるウルグアイはカバーニが強烈なシュートを放つも、これも相手守護神の好守に阻まれ、また43分には好位置のFKは右ポストをヒットした。
 
 このまま試合終了となるかと思われたが、89分、CKからようやくゴールが生まれる。競り勝ってのヘディングシュートを決めたのは、CBのヒメネスだった。
 
 土壇場でようやくリードを奪ったウルグアイ。苦しみ抜いた末に、鬼門でもあったW杯初戦で勝点3奪取に成功した。一方、勝点奪取目前だったところで敗北を喫したエジプト。サラーに出番は訪れなかった。
 
 次節、ウルグアイは20日にサウジアラビアと、エジプトは19日にロシアと対戦する。

【データで見る】エジプト×ウルグアイ|詳細マッチスタッツ

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