「日本が大改善!」「カガワが饗宴を締める」コロンビア紙が西野ジャパンを警戒! “偵察部隊”の派遣も明かす

2018年06月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

スイス戦では酷評を記したコロンビア紙が…。

香川(中央)と乾(右)の“元セレッソ・コンビ”の活躍によってパラグアイを撃破した日本。そんなサムライブルーへコロンビア紙は警戒を強めている。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 来るロシア・ワールドカップを前にした日本代表の勝利を、ライバル国のメディアはどのように見たのか。

 現地6月12日、日本代表はオーストリア・インスブルックでパラグアイ代表と対戦。31分に先制点を決められながらも、後半に乾貴士の2ゴールと香川真司のダメ押し弾で4-2と逆転勝ちを収めた。

 4月に発足した新体制下での初白星だけに、西野ジャパンの面々はホッと一安心といったところだろうが、コロンビアとの一戦で幕が開ける本大会はすぐそこまで迫っている。

 そんなW杯の初戦を前にした日本の強化試合に、コロンビアのメディアも反応している。8日のスイス戦直後には、「サムライに改善の兆しはない。今のままではコロンビア、セネガル、ポーランドのいずれにも及ばないだろう」と酷評していた地元紙『El Tiempo』は、パラグアイ戦のマッチサマリーを次のように記した。

「日本は我々との一戦を前にした最後の強化試合で、パラグアイを打ちのめした。彼らのボスであるアキラ・ニシノによって改善が加えられ、後半にイヌイが2ゴールを挙げ、最後はカガワが90分間の饗宴を締めくくり、見事に逆転勝利を収めている」
 

 またこの試合に、コロンビア代表がホセ・ペケルマンの右腕でもある元アルゼンチン代表MFのエステバン・カンビアッソら複数のスタッフを"偵察部隊"として派遣していたことを伝えた同紙は、同じ南米のチームとの対戦を終えた日本の分析を綴った。

「カンビアッソらコロンビア代表のスタッフもこの試合を見つめていた。日本がスイス戦からの大きな改善を見せたことで、我々は警戒を強めなくてはいけなくなった。イヌイやカガワの他に、オオサコ、ウサミ、ハラグチの3人もゲームを動かす役割を担っていた」

 予定していた本大会前のすべての強化試合を終え、いよいよロシアへ乗り込む日本代表。警戒を強めてくるコロンビアとの運命の一戦は、6月19日にサランスクで幕が開ける。

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