「ベティスがシナリオを書き換える!」長友佑都&乾貴士の左サイドがリーガで実現する!?

2018年06月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

少しでも高く売りたいのがインテルの本音

ゴールを決めた乾(14番)を称える長友(5番)。このふたりがアンダルシアの地で共闘を果たすかも!? 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 金髪に大胆イメチェンを図ったものの、ワールドカップ本番前最後のテストマッチ、パラグアイ戦で出番は巡ってこなかった。そんな長友佑都の周辺が、少しばかり騒がしくなってきたのだ。
 
 スペイン・アンダルシア地方の地元紙『Estadio Deportivo』が伝えたのは、セビージャの強豪ベティスの新たな動きだ。デンマーク代表の左SBリザ・ドルミンに移籍の噂が絶えないなか、その後釜探しに着手したという。白羽の矢を立てたのが、なんと長友。同紙は「ベティスがシナリオを書き換えるかもしれない」と綴っている。
 
 現在、インテルからガラタサライへの完全移籍交渉が難航中。ミラノの名門はUEFA(欧州サッカー連盟)からファイナンシャル・フェアプレーの抵触を指摘されており、6月末までに4000万ユーロ(約52億円)の自己資金を捻出しなければならない。主力選手やレンタル保有選手、さらには若手有望株の売却などで目途を立てている。もはや長友の放出は既定路線ながら、定まらないのがその買い取り額。300~500万ユーロ(約3億9000万~約6億5000万円)の間で折衝が続けられてきた。

 
 タイムリミットが近づいているとはいえ、インテルとしては少しでも高く売りたいのが本音。そこに割って入ろうとしているのが、ベティスである。すでに今夏の補強で、エイバルから乾貴士を獲得した。公式SNSで特別動画とともに入団を発表した際は、日本からの尋常ではない引き(=人気)に驚愕しただろう。2人目の日本人選手獲得を狙いにいったとしても、なんら不思議ではない。
 
 長友自身はガラタサライとイスタンブールへの愛着を公言し、インテル側にも完全移籍の希望を伝えている。だが、ベティスの左サイドで日本代表の僚友とコンビを組むのもまた──。急転直下の展開があるかもしれない!?
 
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