岡崎慎司が9か月ぶりに先発出場!本番前最後の一戦で逆転勝利を掴むも慢心せず

2018年06月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本番が一番大事だと思う。今日みたいな勝利をコロンビア戦も含めて…」

岡崎が9か月ぶりとなった先発のピッチで躍動。献身的なプレーでチームの勝利にした。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[親善試合]日本4-2パラグアイ/6月12日/チボリ・シュタディオン
 
 6月12日、日本代表はオーストリア・インスブルックでパラグアイ代表と国際親善試合を行ない、4対2で逆転勝利を収めた。 

 この試合、日本は8日のスイス戦からスタメンを10人変更。そのなかで岡崎慎司も、昨年9月5日のW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦(0-1)以来となる先発出場の機会を得た。74分でお役御免となったが、最前線の位置で上々のパフォーマンスを披露。0-1で迎えた後半も運動量を落とすことなく、献身的なプレスを続けてチームの勝利に貢献してみせた。

 試合後にテレビのフラッシュインタビューに応えた岡崎は、「前半からチームとしてやり切って、ディフェンスも攻撃もアグレッシブにやれていたので、失点はしましたけど、ハーフタイムは良い雰囲気のなかでこのまま続けていこうという話をしていた」と語り、1点ビハインドを背負っていた状況でも前半終了後の雰囲気は悪くなかったことを明かした。
 そのムードが後半の反撃に繋がったと、岡崎は言う。

「そこから(乾)貴士が決めてくれて、逆転までいけた。90分間やり続けることが、チームの勝利に近づくのかなと思いました」

 ロシア・ワールドカップ前最後の一戦で西野体制初白星を飾った日本代表。強化試合のラストマッチで勝利を掴んだことは、チームにとって大きな意味を持つだろう。

 しかし、岡崎は一切満足していない。
「やっぱりチームとして、日本代表として、厳しい状況にあるかもしれませんが、本番が一番大事だと思う。今日みたいな勝利をコロンビア戦も含めて、目指していきたいなと思います」

 パラグアイ戦の勝利に慢心せず、背番号9は現状をシビアに捉えて本大会に向けて粛々と準備を進めていく。

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