「ユウトは真のプロだ」「さらってでも獲れ!」あのハリルがトルコ紙上で長友佑都をベタ褒め

2018年06月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

愛情たっぷりに日本のダイナモを激賞

地元ファンの要望に笑顔で応える長友。ハリルも絶賛するプロフェッショナリズムをそこかしこで。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 現在日本代表キャンプでトレーニングに励む長友佑都に、思いもよらぬ人物から熱いエールが届いた。
 
 トルコの全国紙『Milliyet』の取材に応じたのは、ほかでもないヴァイッド・ハリルホジッチ・前日本代表監督だ。かつて2度に渡ってトラブゾンスポルを率いた智将はトルコでもかなりの有名人。3月の欧州遠征まで厚い信頼関係で結ばれていた長友は、いまやイスタンブールのビッグスターとなった。そのインプレッションを問われ、ベタ褒めしたのである。
 
「ユウトは真のプロフェッショナルだ。ピッチ内外で素晴らしいパーソナリティーを発揮する。ゲームを読む眼に長けていて、しっかりコントロールができる選手。わたしは彼がトルコのフットボールにすぐ順応したと聞いても、まるで驚かなかったよ。環境に適応する資質は図抜けているし、なによりインテルで長きに渡って築いたキャリアが下支えになっている。当然の成り行きだと感じていたよ」

 
 なかなか決まらないのは、インテルからガラタサライへの完全移籍だ。すでに300万ユーロ(約3億9000万円)の買い取り額で双方が合意したとの報もあるが、いまだ成立には至っていない。クラブも長友本人もイスタンブールでのプレー続行を希望している。
 
 ハリルはお馴染みのマシンガントークで、一気にこうまくし立てた。
 
「ガラタサライはユウトのようなプレーを獲得できたことをラッキーだと考えるべきだし、是が非でも完全移籍に持ち込まなければならない。それこそさらってでも獲って、来シーズンのスカッドに加えなければならない! トルコ・サッカー界が必要としているプロフェッショナリズムを持っている男だよ。そしてなにより、来シーズンはチャンピオンズ・リーグで戦うのだろ? ユウトの圧倒的な経験値は間違いなく、チームの躍進に貢献するはずだ」
 
 これ以上ない太鼓判だ。
 
 日本サッカー協会との法廷闘争を控えるハリル前監督だが、自身の元にはアルジェリア代表や中国、フランス、中東のクラブなどから10を超えるオファーが届いているという。日本代表の試合を現地ロシアで観戦するのどうかを含め、まだまだその動向が気になるところだ。

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