ロシア代表がW杯出場23選手を発表!「同国史上最弱」の汚名を返上できぬまま本大会を迎えることに

2018年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

選ばれた23人のうち21人がロシア国内でプレー。

このジャゴエフ(背番号10)ら前回大会経験者は数人いるものの、ココーリンやジキア、ヴァシンなど負傷による離脱者も多く、期待感より不安のほうが大きいメンバー構成となった。(C)Getty Images

 現地時間6月3日、自国開催のワールドカップに出場するロシア代表23選手が発表された。

 23人のうち21人が国内のリーグでプレーする選手で構成されたチームは、守護神のイゴール・アキンフェエフをはじめ、ウラジミール・グラナト、ユーリ・ジルコフ、アラン・ジャゴエフ、アレクサンドル・サメドフと、ビッグトーナメント経験者を何人か抱えてはいるものの、やはりタレント不足が顕著だ。

 FWのアレクサンデル・ココーリン(ゼニト)が重傷を負って離脱した攻撃陣は、好調のエース、ヒョードル・スモロフや、ジャゴエフとアレクサンドル・ゴロビンが並ぶ創造性豊かな2列目、そしてフィールドプレーヤーではただひとりの国外組となるデニス・チェリシェフ(ビジャレアル)らに期待がかかる。

 3月に実施されたブラジル戦とフランス戦には、いずれも3失点して敗れ、5月30日のオーストリア戦にも0-1で敗北。スラニスラフ・チェルチェソフ監督に率いられたホスト国は、結局「同国史上最弱チーム」の汚名を返上できぬまま、不安たっぷりで本大会を迎えることになった。

 6月5日に開催されるトルコとの大会前最後のテストマッチを少しでもいい形で終え、その勢いで最大の目標に掲げるベスト16進出を果たしたいところだ。グループリーグでは、14日にサウジアラビア、19日にエジプト、25日にウルグアイと対戦する。
 

GK
イゴール・アキンフェエフ(CSKAモスクワ)
ウラジミール・ガブロフ(クラブ・ブルージュ/ベルギー)
アンドレイ・ルネフ(ゼニト)

DF
マリオ・フェルナンデス(CSKAモスクワ)
ウラジミール・グラナト(ルビン・カザン)
セルゲイ・イグナシェビッチ(CSKAモスクワ)
ヒョードル・クドルヤショフ(ルビン・カザン)
イリヤ・クテポフ(スパルタク・モスクワ)
アンドレイ・セミョノフ(アフマド・グロズニー)
イゴール・スモルニコフ(ゼニト)
ユーリ・ジルコフ(ゼニト)

MF
デニス・チェリシェフ(ビジャレアル/スペイン)
アラン・ジャゴエフ(CSKAモスクワ)
アレクサンデル・エロヒン(ゼニト)
ユーリ・ガジンスキ(クラスノダール)
アレクサンドル・ゴロヒン(CSKAモスクワ)
ダレル・クジャエフ(ゼニト)
アントン・ミランチュク(ロコモティフ・モスクワ)
アレクサンドル・サメトフ(スパルタク・モスクワ)
ロマン・ゾブニン(スパルタク・モスクワ)

FW
アルテム・ジューバ(アルセナル・トゥーラ)
アレクサイ・ミランチュク(ロコモティフ・モスクワ)
ヒョードル・スモロフ(クラスノダール)


監督
スタニスラフ・チェルチェソフ(ロシア国籍)
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