ナバウトらJリーグ勢も選出! 大ベテランのケイヒルは? オーストラリアがW杯最終メンバー23人を発表

2018年06月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドタバタ騒動が続いたオーストラリア。

多士済々のメンバーが揃ったオーストラリア代表。今大会はフランスと同居する厳しいグループだが勝ち抜くことができるだろうか。 (C) Getty Images

 現地6月2日、オーストラリア・サッカー協会は、ロシア・ワールドカップに臨む最終メンバー23名を発表した。

 昨年11月に大陸間プレーオフを制して本大会行きを決めた直後に、アンジェ・ポステコグルー監督(現横浜F・マリノス監督)が電撃辞任。その後、3か月の空白期間を経て、今年1月に経験豊富なオランダ人指揮官ベルト・ファン・マルバイクが就任した。

 そんなドタバタ騒動が続いたオーストラリアためか、メンバーの選出は慎重を期する形で行なわれた。

 5月6日に32名の候補を発表した後、同月15日に再び絞り込みを行なって、27人でトルコ合宿を敢行。すなわち、今回の最終登録メンバーは長期の選考期間を経て選ばれた精鋭たちである。

 その面子はベテランから若手まで多彩な顔ぶれが揃う。とくに注目なのは2006年ドイツW杯から4大会連続の選出となった38歳のティム・ケイヒルだ。一部で「スポンサー絡みの選考」との批判も受け、さらに所属したミルウォールでの出場機会の少なさも不安視されたが、最終的に23人枠に滑り込んだ。

 また、ミロシュ・デゲネク(横浜F・マリノス)とアンドリュー・ナバウト(浦和レッズ)の二人に加え、かつてジェフユナイテッド千葉などでプレーしたマーク・ミリガン(アル・アハリ=サウジアラビア)も招集され、日本でもお馴染みの戦士も揃っている。

 本大会ではグループCに入ったオーストラリアは、6月16日にフランス、21日にデンマーク、そして26日にペルーと対戦する。

 オーストラリア代表の招集メンバー23人は以下のとおり。
 
【GK】
ブラッド・ジョーンズ(フェイエノールト=オランダ)
マシュー・ライアン(ブライトン=イングランド)
ダニー・ヴコヴィッチ(ヘンク=ベルギー)

【DF】
アジズ・ベヒッチ(ブルサスポル=トルコ)
ミロシュ・デゲネク(横浜F・マリノス=日本)
マシュー・ヤーマン(水原三星=韓国)
ジェームス・メレディス(ミルウォール=イングランド2部)
ジョシュ・リズドン(ウェスタン・シドニー)
トレント・セインズベリー(グラスホッパー=スイス)

【MF】
ジャクソン・アーバイン(ハル=イングランド2部)
ミレ・イェディナク(アストン・ビラ=イングランド2部)
ロビー・クルーズ(ボーフム=ドイツ2部)
マッシモ・ルオンゴ(QPR=イングランド2部)
マーク・ミリガン(アル・アハリ=サウジアラビア)
アーロン・ムーイ(ハダースフィールド=イングランド)
トム・ロギッチ(セルティック=スコットランド)

【FW】
ダニエル・アルザニー(メルボルン)
ティム・ケイヒル(ミルウォール=イングランド2部)
トミ・ユリッチ(ルツェルン=スイス)
マシュー・レッキー(ヘルタ・ベルリン=ドイツ)
アンドリュー・ナバウト(浦和レッズ=日本)
ディミトリ・ペトラトス(ニューカッスル・ジェッツ)
ジェイミー・マクラーレン(ダルムシュタット=ドイツ2部)

【監督】
ベルト・ファン・マルバイク(オランダ国籍)
 
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