J2甲府が浦和に完勝!! 1G1Aの立役者・小塚和季「あとは決めるだけだなと思った」

2018年06月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

ゴールは「チーム全員が前からの守備を頑張ってくれたおかげ」

1得点・1アシストの活躍を見せた小塚。チームを勝利に導いた。(C) J.LEAGUE PHOTOS

[ルヴァンカップ・POステージ第1戦]甲府2-0浦和/6月2日/中銀スタ

 23歳の司令塔が浦和を手玉に取った。

 今季山口から完全移籍で加入した小塚和季が、1ゴール・1アシストの活躍でチームをプレーオフステージの先勝に導いた。再三のチャンスメイクで決定機を作り出していた小塚は37分、ショートコーナーのボールを受け取ると、間髪入れずにゴール前へクロス。これが今津佑太の頭にピタリと合い、先制ゴールを生み出した。

 さらに51分には、前線からのプレスに慌てた浦和の隙を突いて、金園英学がボールを奪うと、最後は「チーム全員が前からの守備で頑張ってくれたのでああいうゴールにつながったと思う」という小塚が、GK西川周作との駆け引きを制し、ゴールに蹴り込んだ。

 欲を言えば、さらなる追加点も目指せた展開ではあったが、2対0というスコア以上に完勝の内容。J2クラブがJ1の強豪を相手に真っ向勝負で勝ち切った。その中心で存在感を発揮していたのが小塚に他ならない。

 試合後のヒーローインタビューに応じた小塚は、「多くのサポーターが詰めかけてくれて選手は力が出ました。これからももっとたくさんのお客さんにきてほしい」と、J1チームとの対戦でいつも以上に観客の入ったスタンドに、サポーターの力を実感した様子。さらなるサポートを呼びかけた。
 
 そして、浦和相手に終始主導権を握って掴んだ勝利に対しては「多くのチャンスが作れていたので、あとは決めるだけだなと思った」と、冷静に振り返った。

 甲府は現在、J2リーグでも4連勝中、7戦負けなしと絶好調。小塚は「本当に勢いに乗っているなというのがあって、この勢いを止めることなく、リーグもルヴァンも頑張りたい」と、さらなる躍進を誓った。
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