イニエスタ、神戸移籍の決め手は魅力的な「プロジェクト」 三木谷会長が明かしたその内容は?

2018年05月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

三木谷会長の言葉を借りれば…

三木谷会長は「ユース年代向けのアカデミーへのメソッド導入も含め、次世代の育成にも大きく期待をしています」と語った。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 バルセロナを今季限りで退団したスペイン代表のアンドレス・イニエスタが24日、神戸への移籍を発表した。同日に都内で開かれた会見では、神戸加入を決めた理由についても述べている。
 
「とてもリスペクトしている」「文化が素晴らしい」と日本を称賛したイニエスタは、「なぜ日本を、ヴィッセル神戸を選んだのか」という報道陣の質問に対して、次のように答えた。
 
「私が神戸に決めた理由は、提示されたプロジェクトが非常に興味深いものだったからです。人として、プレーヤーとして私を非常に信頼してくれました。そこが大きかった」
 
 本人はプロジェクトの詳細について触れなかったが、三木谷浩史会長の言葉から、おぼろげながらその内容は見えてくる。同会長曰く「彼のキャプテンとして率いていた哲学やバルサの持つDNAが注入されるような大きな刺激を与えてくれると思います。また、単にチームの力の向上だけでなく、ユース年代向けのアカデミーへのメソッド導入も含め、次世代への育成にも大きく期待をしています」。トップチームへの影響だけでなく、下部組織を含めた"バルサ化"も託されているようなのだ。
 
 また、同会長は「彼はサッカープレーヤーとしてだけでなく、現在7400万人ものSNSのフォロアー数を誇り、世界的にも大変強い発信力、影響力があります。Jリーグ全体が世界から注目を浴びることができるような仕掛けも、今後作っていければと思っております」と明かしており、SNSを通した情報発信などにも力を入れていくという。世界的なスーパースターは、様々な面で日本サッカーに話題を提供してくれそうだ。
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