「EMERY OUT!!」「ヴェンゲルが恋しい」 アーセナル新監督エメリに早くも解任要求が続出!

2018年05月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブ首脳陣の「全会一致」の決定にファンは異議。

アーセナルの新監督に就任したエメリ。しかし、その前途は多難なようだ。 (C) Getty Images

 5月23日、アーセナルは新監督にスペイン人のウナイ・エメリが就任することを発表した。

 1996年10月から約22年間に渡って指揮を執ってきたアーセン・ヴェンゲルからバトンを引き継ぐエメリは、公式サイトで「偉大なクラブの歴史における重要で新たなチャプターを始めるという責任を与えられたことに、とても興奮している。アーセナルを愛する皆さんに、特別な瞬間と記憶を残せることを楽しみにしている」とコメントし、高揚感を口にした。

 対してアーセナルのイバン・ガジディスCEOは、「我々にとって理想的な人物だった」と、招聘に至った経緯を説明している。

「我々はあらゆるデータとビデオの分析を重ね、何人かの候補者と会談を行なうなど、広範囲かつ厳密な調査をやってきた。その候補者たちは、全員がそのポストに興味を示していたが、クラブの新たなる歴史を迎えるうえでエメリを迎えることは、役員の中で全会一致の考えだった」

 しかしその一方で、エメリの手腕には懐疑的な声が早くも上がっている。

 バレンシアとスパルタク・モスクワの監督を歴任したエメリは、2012年1月から就任したセビージャでは、ヨーロッパリーグ3連覇の偉業を達成。さらに前任地のパリ・サンジェルマンでは、2年目の今シーズンに国内4冠を成し遂げるなど、上々の成果を残していた。

 しかし、ネイマールとエディンソン・カバーニの衝突問題に端を発した不協和音を抑えられずに解任されたため、「トップクラブの指揮はできない」というレッテルが貼られる羽目となった。

 それだけにアーセナル・ファンは不安にかられ、クラブの決定に異を唱えている。エメリ就任決定を告げた公式ツイートには、次のようなコメントが寄せられた。

「彼は監督じゃなくて、ヘッドコーチだろ。なんにしても、これでガジディスとはおさらばだ」
「"監督"と"コーチ"の違いって知ってる? これは真剣な質問だよ」
「何とか息はできてるよ。アルテタよりはマシだ」
「EMERY OUT(エメリー出てけ)!」
「こりゃまた6位で終わるな。アンラッキー」
「アーセン、あなたが恋しい」
「オールド・トラフォードへの移籍リクエストを提出してくるわ」
「ヴェンゲルからの格下げ」
「無冠決定の正式発表だ」

 新たなクラブのファンから、散々にこき下ろされてしまったエメリ。こうした声を見返す意味でも、46歳のスペイン人指揮官には、1年目から結果が求められる。
 
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