浅野拓磨、ハノーファーへのレンタル移籍決定! 指揮官は「ポテンシャルが高くさらに進化できる」と期待

2018年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

期間は1年間で買い取りオプション含まれる!?

昨シーズンは2部リーグで26試合4得点の記録を残してシュツットガルトの昇格に貢献した浅野だったが、今年に入ってからは辛い日々が続いた。新天地で躍動し、ジャガーポーズを炸裂させられるか!? 写真はハノーファーの公式ツイッターより

 ドイツ・ブンデスリーガのハノーファーは5月23日、公式サイトなどを通して、日本代表FWの浅野拓磨を、アーセナルから獲得したことを発表した。
 
 レンタル移籍で、契約期間は2019年6月末日まで。ドイツの全国紙『ビルト』が報じたところでは、レンタル料は100万ユーロ(約1億3000万円)で、さらに300万ユーロ(約3億9千万円)での買い取りオプションが契約に含まれているという。
 
 ハノーファーのアンドレ・ブライテンライター監督は、「タクマは多才な攻撃選手であり、スピードや積極的な動きを前面に出してプレーできる。メンタル面が強いのも、彼の特徴だ。高いポテンシャルを秘めており、このクラブでさらに進化できると確信している」と、称賛と期待を込めた声明を出している。
 
 そして浅野本人は、「ハノーファーに加入できて、とても嬉しい。クラブの信頼に応えるため、ファンに喜びを与えるため、フルスロットルで頑張りたい」と抱負を語った。
 
 ロシア・ワールドカップに向けた日本代表候補27名のなかに含まれている浅野だが、今シーズンはシュツットガルトで15試合(先発7試合)1得点。序盤はフル出場の試合も多かったが、1月に監督がハネス・ヴォルフからタイフン・コルクトに代わると、チームは調子を上げるも、浅野に出番は訪れず、17試合連続出場なしでシーズンを終えた。
 
 一方、今シーズン、2部から昇格したハノーファーは、序盤は快進撃を見せて上位進出を果たすも、最終順位は13位で落ち着いている。
 
 酒井宏樹(現マルセイユ)、清武弘嗣、山口蛍(ともに現セレッソ大阪)に続く4人目の日本人選手となる浅野は、主力となってハノーファーをさらに上の順位に引き上げることができるか。まずはW杯の最終メンバーに入って選手としての価値をより上げた上で、新天地での戦いに臨みたいところだ。
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