イニエスタなどバルサとマドリーから計10人が選出! ロシアでの覇権奪回をめざすスペイン代表がW杯の登録メンバー23人を発表

2018年05月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

大半がリーガ勢で“国外組”は6人だけ。

ベテランと若手がうまく融合したスペイン代表を、ロシア大会の優勝候補に挙げる識者の声は少なくない。 (C)Getty Images

 現地時間5月21日、スペイン・サッカー連盟がロシア・ワールドカップの最終登録メンバー23人を発表した。

 予選終盤からある程度メンバーが固定されつつあったこともあり、ジュレン・ロペテギ監督が選んだ顔ぶれに、あっと驚くようなサプライズはなかった。

 セルヒオ・ラモス、ジェラール・ピケ、アンドレス・イニエスタ、ダビド・シルバらベテラン選手を軸に、ダビド・デ・ヘア、ダニエル・カルバハル、ナチョ、コケ、チアゴ・アルカンタラ、ロドリゴ、そしてイスコと、2013年のU‐21欧州選手権を制したいわばジュレン・ロペテギ監督の秘蔵っ子たちが、その脇を固める。

 予選で5ゴールを奪っていたアルバロ・モラタの落選は、最近のクラブでの低調なパフォーマンスを見れば十分に予想できたことで、代わってFWには、古巣アトレティコ・マドリーへの帰還とともに調子を上げていたジエゴ・コスタ、バレンシアの躍進に寄与したロドリゴ、リーガ・エスパニョーラでスペイン人最多の22ゴールを叩き出したセルタのイアゴ・アスパス、そして自慢の機動力を生かし、レアル・マドリーのCL決勝進出の影の立役者となったルーカス・バスケスが選出されている。

 また、クラブでの実績だけで判断すれば、冬に移籍したベティスでハイパフォーマンスを披露していたCBのマルク・バルトラや、SBとMFを器用にこなすバルセロナのセルジ・ロベルト、リーガで圧倒的なパス成功率を誇ったアシエル・イジャラメンディ(レアル・ソシエダ)らの選出もあり得たが、彼らでも入り込めないほど現代表の選手層が厚いということだろう。

 スペイン代表のW杯登録メンバー23人は以下の通り。
 
【GK】
ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
ホセ・マヌエル・レイナ(ナポリ/イタリア)
ケパ・アリサバラガ(アスレティック・ビルバオ)

【DF】
アルバロ・オドリオソラ(レアル・ソシエダ)
ナチョ(レアル・マドリー)
セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)
ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー)
ジェラール・ピケ(バルセロナ)
ジョルディ・アルバ(バルセロナ)
ナチョ・モンレアル(アーセナル/イングランド)
セサル・アスピリクエタ(チェルシー/イングランド)

【MF】
サウール・ニゲス(アトレティコ・マドリー)
コケ(アトレティコ・マドリー)
マルコ・アセンシオ(レアル・マドリー)
イスコ(レアル・マドリー)
セルヒオ・ブスケッツ(バルセロナ)
アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)
チアゴ・アルカンタラ(バイエルン/ドイツ)
ダビド・シルバ(マンチェスター・シティ/イングランド)

【FW】
ジエゴ・コスタ(アトレティコ・マドリー)
ルーカス・バスケス(レアル・マドリー)
イアゴ・アスパス(セルタ)
ロドリゴ(バレンシア)

【監督】
ジュレン・ロペテギ(スペイン国籍)
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