「値札は26億円」「驚異的なジャンプ力」武藤嘉紀をニューカッスルの地元紙が激賞!

2018年05月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

名将ベニテスもその実力を高く評価

マインツでの充実の3年間を経て、ステップアップ移籍を模索する武藤。W杯の活躍でさらに株価を上げ、熱望するプレミアの地を踏むか。(C)Getty Images

 2017―18シーズンのマインツでMVP級の働きを見せた武藤嘉紀。8ゴール・2アシストという数字以上に、圧巻のプレゼンスを示し続け、チームを残留争いから生還させた立役者のひとりだ。
 
 すでに帰国し、現在は日本代表キャンプに合流。それでも欧州の移籍市場ではにわかにその名が取り沙汰されている。5月21日に一大特集で武藤をピックアップしたのが、英国ニューカッスルの地元紙『The Evening Chronicle』だ。ほかでもない、郷土の古豪ニューカッスル・ユナイテッドが強い関心を抱いているとされ、なによりラファエル・ベニテス監督自身が武藤の能力を買っていると言われる。

 
 同紙は「今夏にニューカッスルが狙いを定めるブンデスリーガのストライカーたち」と題し、7人のアタッカーを紹介。武藤を有力候補のひとりに挙げ、そのプレースタイルと活躍ぶりを読者に伝えつつ、移籍の可能性について論じている。
 
「マインツのスポーツディレクターであるルーベン・シュレーダーは、ヨシノリ・ムトウの売却に関しては適正なオファーがあれば交渉に応じると断言している。利益が上がるならやむを得ないと考えており、これはプレミアリーグのクラブに向けてのメッセージだろう。今シーズンのムトウがマインツの残留に多大な貢献を果たしたのは語るまでもない。フォワードとしてのコンシステンシー(継続性)が素晴らしく、身長は5フィート8インチ(約177センチ)ながら驚異的なジャンプ力の持ち主で、ヘディングでのゴールが得意だ。左右両足で正確に放つシュートも強みである。値札は1700万ポンド(約26億円)だ」
 
 ちなみの他の6候補は、デイビー・ゼルケ(ヘルタ・ベルリン)、ミヒャエル・グレゴルチュ(アウクスブルク)、ニクラス・フュルクルク(ハノーファー)、セバスティアン・アレ(フランクフルト)、ニルス・ペーターゼン(フライブルク)、マックス・クルゼ(ブレーメン)。武藤の値札はクルゼの2000万ポンド(約30億円)、アレの1800万ユーロ(約27億5000万円)に次ぐ3番目の評価だ。
 
 武藤についてはニューカッスルのほかウェストハム・ユナイテッドも動向を追っており、ドイツの上位クラブも熱視線を送る。もちろん、現行契約が来年6月まであるマインツに残留する可能性もゼロではない。
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