「ベストのひとり、来てくれたら嬉しい」メッシの“お墨付き”がグリエーズマンの移籍を後押しする?

2018年05月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

残留か移籍かの結論は「W杯までに」

バルサ行きの噂があるグリエーズマン(右)をメッシ(左)も歓迎。はたしてこのふたり、数か月後にはチームメイトになっているのだろうか。(C)Getty Images

 5月20日の最終節をもって、リーガ・エスパニョーラは今シーズンの全日程を消化した。26日にチャンピオンズ・リーグ決勝(リバプール戦)を戦うレアル・マドリーを除いて、各クラブは長いシーズンを終えている。

 代表選手たちはこれからワールドカップ(W杯)モードに突入するが、同時に騒がしくなるのが、大物選手たちの移籍に関する話題だ。そしていま、リーガでもっとも去就が注目されているひとりと言えば、アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリエーズマンだろう。

 周知のように、グリエーズマンは以前からバルセロナへの移籍が取り沙汰されている。スペイン紙『Marca』によると、20日のエイバル戦では、59分に途中出場した際、本拠地ワンダ・メトロポリターノの一部のサポーターからブーイングが浴びせられたという。

 ベンチに座っていたディエゴ・ゴディンがスタンドに呼びかけてからは、ワンダ・メトロポリターノが団結し、グリエーズマンの応援にまわったとのことだが、チームを去る可能性があるグリエーズマンに対しては、少なからず不満を抱いているファンもいるということだろう。
 
 バルサの絶対的エース、リオネル・メッシのコメントは、そんなサポーターをさらに苛立たせるかもしれない。『Marca』紙によると、メッシは「彼のことはもちろん好きだ。いまベストの選手のひとりだからね」とコメント。バルサに歓迎すると述べたという。

「なにか動きがあるのかどうかは知らない。でも僕たちは、ベストの選手が来てくれたら嬉しいし、グリエーズマンはそういう選手のひとりだ」

 バルサは以前からジョゼップ・マリア・バルトメウ会長やルイス・スアレスらがグリエーズマンの加入に言及していたが、メッシの"お墨付き"はさらに強力な後押しとなり得る。

 退団が決まっているフェルナンド・トーレスが2ゴールを挙げ、有終の美を飾ったエイバル戦は、グリエーズマンにとってもアトレティコでのラストゲームになるのか。W杯までに去就を決めると言われるグリエーズマンの決断が注目される。
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