18日、日本サッカー協会は５月30日に行なわれるガーナ戦に臨むメンバーを発表。ハリルホジッチ前体制から重要な役割を担ってきた久保裕也（ヘント）がリストから漏れた。

　今回の選外は多くの人に驚きを与え、メンバー発表の記者会見でも西野朗監督にこの件について質問が飛んだ。

「久保に関しては、彼は自クラブで27日までプレーオフという本当にシビアなゲームを控えております。そこに最後、入れるか入れないかというところは今週決定するのですが、オフィシャルの非常に大事なゲームの状況によっては追加招集も叶う段階なので、あまりクラブに影響を与えるような状況下でリストを出したくないということもありました」

　指揮官は、久保の招集外の理由について言及。構想から外れたというわけではなく、所属クラブとの兼ね合いがあったことを明かした。

　現在、久保が戦うベルギーリーグはシーズンの真っ只中。20日にはプレーオフの最終節を控えており、その結果次第では来週以降もELの出場権を懸けた試合が入って来る。　

　クラブ事情を考慮されて招集を見送ったが、西野監督は久保を戦力として計算しているという。

「もちろん戦力として考えておりますし、そういう状況のクラブが海外組にはいくつかあるので、そのひとつが久保の状況です。追加での招集も十分考えております」

　久保に関しては、クラブの状況次第で追加招集の可能性もありそうだ。