4年前まで3部でプレーしていたタフガイ。
気迫のこもったプレーが身上でもあるマグワイア。そうしたメンタル面での強さも、今回、招集を受けた要因だろう。 (C) Getty Images
現地時間5月16日、イングランド・サッカー協会(FA)はロシア・ワールドカップに臨むイングランド代表の登録メンバー23名と予備登録の5人を発表した。
52年ぶり2度目の世界制覇を目指すスリー・ライオンズには、ハリー・ケインやジョーダン・ヘンダーソン、デル・アリといった常連が揃った一方で、リバプールで台頭した19歳の右SBトレント・アレクサンダー=アーノルドを初招集するなど、サプライズも提供された。
そんな23人のなかには、レスターで日本代表FW岡崎慎司の同僚でもあるハリー・マグワイアが含まれている。
昨夏にハル・シティからレスターへステップアップ移籍を果たしたマグワイアは、194cm・100㎏という巨躯を利したフィジカルコンタクトの強さに加え、精度の高いパスセンスを持ち、クラブ内での地位を瞬く間に不動のものにした。
そんなマグワイアを、DFに対して高いビルドアップ能力を求める代表監督のガレス・サウスゲイトも高く評価。昨年10月8日のリトアニア戦(W杯予選)で初招集すると、そこからは3バックの一角としてブラジル、ドイツ、オランダといった列強国との対戦で起用した。
52年ぶり2度目の世界制覇を目指すスリー・ライオンズには、ハリー・ケインやジョーダン・ヘンダーソン、デル・アリといった常連が揃った一方で、リバプールで台頭した19歳の右SBトレント・アレクサンダー=アーノルドを初招集するなど、サプライズも提供された。
そんな23人のなかには、レスターで日本代表FW岡崎慎司の同僚でもあるハリー・マグワイアが含まれている。
昨夏にハル・シティからレスターへステップアップ移籍を果たしたマグワイアは、194cm・100㎏という巨躯を利したフィジカルコンタクトの強さに加え、精度の高いパスセンスを持ち、クラブ内での地位を瞬く間に不動のものにした。
そんなマグワイアを、DFに対して高いビルドアップ能力を求める代表監督のガレス・サウスゲイトも高く評価。昨年10月8日のリトアニア戦(W杯予選)で初招集すると、そこからは3バックの一角としてブラジル、ドイツ、オランダといった列強国との対戦で起用した。
4年前まで3部のシェフィールド・Uでプレーしていたタフガイは、今回の招集を受け、自身のツイッターで一枚の写真を公開した。そこに写っているのは、スタンドで友人と一緒になってイングランド代表のユニホームを身に纏い、応援グッズを手にした自身の姿だった。25歳のCBは、次のように綴っている。
「2年前、僕は友人と一緒に、フランスのスタンドでイングランド代表の試合を観ていた。それが今や、ロシア行きの飛行機に乗ることになった。全てが変わったんだ」
ハッシュタグに「#Always Believe(いつだって信じてきた)」と付け、2年前にフランスで行なわれたEURO2016を観戦していたことを明かしたマグワイアは、短期間で単なるサポーターから代表戦士にまで成長したのである。
このマグワイアの秘蔵写真には、ファンも反応。多くの人々がコメントを寄せた。
「本当に素晴らしい物語だ。黄金世代よりも熱き魂を持っているはずだ」
「信じ続けることこそ、彼が代表入りを果たした理由だ。彼は国を愛している」
「本大会でも頑張れ! イングランド魂を見せつけろ」
己を信じ、努力を重ね、イングランド代表としてロシアW杯に出場する切符を手にしたマグワイアは、夢の舞台で、いかなるパフォーマンスを披露するのか。そのプレーに注目したい。