現地時間５月14日、アルゼンチン・サッカー協会がロシア・ワールドカップの予備登録メンバーを発表。ホルヘ・サンパオリ監督が選んだ35人のうち27人がヨーロッパのクラブに所属する選手たちで、リオネル・メッシやパウロ・ディバラ、ニコラス・オタメンディらが選出されている。

　一見順当に見えるリストに、驚きのポイントは４つある。

　まず初招集選手が３人（GKのフランコ・アルマーニ、MFのロドリゴ・バタグリア、リカルド・セントゥリオン）もいたこと、予選未招集だったSBクリスティアン・アンサルディの復帰、長期離脱から戻ったばかりのCBラミーロ・フネス・モリの選出、そして11月と３月の強化試合では呼ばれていなかったFWマウロ・イカルディの抜擢だ。

　とくにイカルディは、同胞マキシ・ロペス（トリノ）から妻ワンダ・ナラを寝取った一件が尾を引いてチームメイトの印象が悪いと言われていただけに、小さくないサプライズとなった。

　その一方で、当落線上だったレアル・ソシエダの守護神ヘロニモ・ルジ、パリSGのハビエル・パストーレ、アトレティコ・マドリーのアンヘル・コレア、セビージャのホアキン・コレアなどは選考外となっている。

　アルゼンチン代表の予備登録メンバー35人は以下の通り。
 

【GK】
セルヒオ・ロメロ（マンチェスター・ユナイテッド／イングランド）
ウィリー・カバジェロ（チェルシー／イングランド）
ナウエル・グスマン（ティグレス／メキシコ）
フランコ・アルマーニ（リーベル）

【DF】
ガブリエル・メルカド（セビージャ／スペイン）
エドゥアルド・サルビオ（ベンフィカ／ポルトガル）
ハビエル・マスチェラーノ（河北華夏幸福／中国）
ニコラス・オタメンディ（マンチェスター・シティ／イングランド）
ヘルマン・ペセジャ（フィオレンティーナ／イタリア）
フェデリコ・ファシオ（ローマ／イタリア）
マルコス・ロホ（マンチェスター・ユナイテッド／イングランド）
ラミーロ・フネス・モリ（エバートン／イングランド）
ニコラス・タグリアフィコ（アヤックス／オランダ）
マルコス・アクーニャ（スポルティング／ポルトガル）
クリスティアン・アンサルディ（トリノ／イタリア）

【MF】
マヌエル・ランシーニ（ウェストハム／イングランド）
リカルド・セントゥリオン（ラシン・クラブ）
マキシミリアーノ・メサ（インデペンディエンテ）
ルーカス・ビグリア（ミラン／イタリア）
ギド・ピサーロ（セビージャ／スペイン）
エンソ・ペレス（リーベル）
エベル・バネガ（セビージャ／スペイン）
ジオバニ・ロ・チェルソ（パリSG／フランス）
レアンドロ・パレデス（ゼニト／ロシア）
ロドリゴ・バタグリア（スポルティング／ポルトガル）
アンヘル・ディ・マリア（パリSG／フランス）
クリスティアン・パボン（ボカ）
パブロ・ペレス（ボカ）

【FW】
パウロ・ディバラ（ユベントス／イタリア）
ディエゴ・ペロッティ（ローマ／イタリア）
リオネル・メッシ（バルセロナ／スペイン）
セルヒオ・アグエロ（マンチェスター・シティ／イングランド）
ゴンサロ・イグアイン（ユベントス／イタリア）
ラウタロ・マルティネス（ラシン・クラブ）
マウロ・イカルディ（インテル／イタリア）


【監督】
ホルヘ・サンパオリ（アルゼンチン国籍）