「今季以上の数字を残すのは不可能、プレーの向上は可能」 ペップが勝点100到達の偉業を誇る 

2018年05月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「すべてが完璧だった」

バルサでも、ペップ自身は到達できなかった勝点100。ホームとアウェーの両方で勝点50(ともに16勝2分け1敗)を稼いだのは、いかなる状況でも自分たちのサッカーを貫き通した結果だ。(C)Getty Images

 マンチェスター・シティは5月13日の最終節でサウサンプトンに1-0と勝利し、勝点100到達の新記録を樹立して今シーズンのプレミアリーグを終えた。

 約1か月前に優勝を決めていたシティだが、以降も黒星を喫することなくポイントを積み重ね、プレミアリーグでは初めて、勝点を三桁の大台に乗せた。また、最多勝利(32勝)と最多得点(106点)のリーグ記録も更新するなど、まさに歴史に残るシーズンとなった。

『ESPN』によると、ジョゼップ・グアルディオラ監督は試合後、「勝点100。まだ信じられないよ」とコメント。「プレミアリーグで勝点100を稼ぐというのは、大きな成功を意味する」と喜びを露にした。
 
 ただ、今後さらに記録を伸ばせるかとの質問にグアルディオラ監督は、「ノーだ。そこは君たちメディアに同意する。数字の部分で、今後われわれが今シーズンを超えることは、おそらくない」と返答。これ以上の成績を残すのは不可能との見解を示している。

 一方で、グアルディオラ監督は「プレーという点ではイエスだ」と、フットボールの内容にはまだ向上の余地があると付け加えた。

「選手たちはもっと良くなることができるし、監督も同じだ。グループとして、チームとして、われわれはさらに良くなることができる」

 そのうえで、グアルディオラ監督は「ホームで勝点50、アウェーで勝点50。いかにシーズンを通じて安定した戦いができたかということだよ」と、今シーズンのシティの質の高さを誇った。

「すべての試合において、プレーの面でもメンタリティーの部分でも細心の注意を払い、ベストを尽くしてきた結果が、この数字に表われている。ゴールを量産し、失点は少なく、ホームでもアウェーでも勝利してポイントを積み重ねた。今シーズンはすべてが完璧だったんだ。われわれは自分たちにふさわしい終わりを迎えることができた」

 とはいえ、これほどの偉業を達成しても、選手とグアルディオラ監督のシティでのキャリアは続いていく。「ワールドカップに出場する選手を除けば、これからは休む時間だ。夏を楽しみ、それから来シーズンに向けてしっかり準備しよう」と語った指揮官の目は、早くも来シーズンへと向きつつある。
 
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