【Jリーグ25周年】まさに神技!ストイコビッチが魅せた雨中の超絶ドリブルがやっぱりスゴい!

2018年05月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

劣悪なピッチ環境で”ピクシー”が選択したドリブルはまさかの…

94年は背番号が変動制だったため、ストイコビッチは慣れ親しんだ10番ではなく8番を背負う時もあった。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 5月15日に25周年を迎えるJリーグに、世界的な名手であるイニエスタ(バルセロナ)やフェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリー)などがやってくるのではないかと報道されている。しかし、Jリーグの創成期を彩ったスタープレーヤーたちも負けてはいない。

 YouTubeの"Jリーグ公式チャンネル"では、レジェンドたちのスーパープレー動画が公開されている。

 とりわけ、目を引くのは"ピクシー"の愛称で親しまれたドラガン・ストイコビッチの超絶リフティングドリブルだ。

 ユーゴスラビア代表の一員として1990年のワールドカップに出場した稀代のファンタジスタが、Jリーグへやってきたのは94年の6月。名古屋に加わると、持ち前のテクニックでサポーターを魅了した。そして、衝撃のプレーが飛び出したのは同年9月14日のNICOSシリーズ11節の市原(現・千葉)戦だ。
 大雨に見舞われたため、ピッチコンディションは最悪。グラウンドのあちらこちらに水たまりができており、ボールを前に進めるだけでも一苦労する状況だった。

 そのなかでストイコビッチは自陣でボールを受けると、咄嗟の判断で驚きの妙技を披露する。前方にできた広大なスペースを生かすべく、なんとここからリフティングでボールを運んでいくのだ。

 25メートルほどボールを浮かせて運んだ後はゴール前にラストパスを供給。惜しくも味方がボールを受け切れなかったが、ストイコビッチは優雅なプレーで"本物の技"を日本のファンに見せつけた。

 このドリブルに、サポーターもSNS上に驚きの声を投稿。「想像をプレーに表現できる技術力がすごい」「発想が面白い」とコメントし、ストイコビッチのプレーに改めて酔いしれた。

 Jリーグで一時代を築き、2008年から13年まで古巣・名古屋で監督を務めたストイコビッチ。現役Jリーガーにも、"ピクシー"のような遊び心に富んだプレーを期待したい。

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