鹿島は"鬼門"を突破できるのか⁉2得点の鈴木優磨は「また違ったゲームになる」と"上海決戦"を警戒

2018年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アウェーでは必ず相手は勝ちに来る」

2ゴールを挙げた鈴木。試合後はアウェーでの第2戦に向けてすぐさま気持ちを切り替えた。写真:徳原隆元

[ACLラウンド16第1戦]鹿島3-1上海上港/5月9日/カシマ
 
 鹿島がACLベスト8進出に王手をかけた。9日に行なわれた上海上港との決勝トーナメント第1戦に3-1で勝利。2ゴールを挙げて勝利に大きく貢献した鈴木優磨は、「2点目がオウンゴールなんで」と謙遜しつつ、「でも、勝てて良かった」と喜びを語った。
 
 とはいえ、鈴木に油断はない。鹿島はACLで過去5回、決勝トーナメント1回戦で敗退している。そうした苦い経験をしてきただけに、この若きストライカーも気を引き締めているのだろう。
 
「非常に素晴らしいゲームでしたが、できればゼロ点に抑えたかった」。76分にエウケソンに奪われたアウェーゴールを悔やんだ背番号9は、続けて「アウェーでは必ず相手は勝ちに来ると思うので、そこで引けを取らずに戦いたい」と気持ちを切り替えていた。
 
 2点のリードを奪って第2戦を迎えられるのは、間違いなく好材料だ。しかし、フッキやオスカールといったワールドクラスのタレントを揃える上海上港が相手では、セーフティリードとは言い難い。さらに上海では、アウェーの洗礼も待っているだろう。まさに正念場だ。

 果たして、鹿島は"鬼門"を突破し、アジアの頂点に向けて歩みを進められるのか。鈴木本人も「アウェーはまた違ったゲームになると思う」と分析する運命の一戦は、16日に行なわれる。

【ACL 鹿島 3-1 上海上港 PHOTO】鈴木が先制弾! 3点を奪った鹿島が攻守に渡って上海を圧倒
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