「CL優勝はバルサの2冠と同じか、以上の価値」 S・ラモスの主張にファンも同意?

2018年05月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラシコでの“パシージョ”については「ない」と断言。

バルサの2冠を讃えつつ、CL制覇にはそれ以上の価値があると訴えるS・ラモス。バイエルンとの第2レグではユベントス戦の教訓を活かせるか。 (C)Getty Images

 今シーズンのリーガ・エスパニョーラでは、バルセロナが2年ぶり25回目の優勝を決めた。現在3位のレアル・マドリーは、宿敵に勝点15差をつけられての完敗。しかもバルサは、コパ・デル・レイでも4連覇を果たしている。

 だが、マドリーにも偉業を成し遂げるチャンスは残されている。前人未到のチャンピオンズ・リーグ(CL)3連覇だ。王者は準決勝の第1レグでバイエルンに2-1と敵地で先勝し、ファイナルへの切符をほぼつかみかけている状態なのだ。

 リーガ&コパの2冠達成とビッグイヤー獲得では、どちらにより価値があるのか。スペイン紙『Marca』のアンケートでは、約7万8000人のユーザーのうち、67%が「CL優勝」と回答。マドリーの主将セルヒオ・ラモスも、バイエルンとの第2レグを前に、次のように述べている(『Marca』より)。

「バルサは素晴らしいシーズンを送った。獲得可能な3つのタイトルのうち、ふたつを獲得したんだからね。コパで優勝するのは簡単なことじゃないし、リーガ制覇はそれ以上だ。ただしCL優勝にはそれと同じか、それ以上の価値がある。僕は両チームとも素晴らしいシーズンだったと思うよ。彼らも、僕らもね」
 
 ただし、5月6日に実施される予定のクラシコで、リーガ優勝を決めた「新王者」のバルサを"パシージョ"(花道)で出迎えるかどうかについては、「ジズー(ジネディーヌ・ジダン監督)の言うことが絶対」と述べた。

「彼らはタイトルを獲得した。それは彼らが望んだものだ。しかし、パシージョはない。以上だ。彼らはタイトルを喜べばいい。僕らはバイエルンを倒し、またファイナルを戦わなければいけない」

 そのバイエルンとの第2レグについてS・ラモスは、「準々決勝の悪い経験は教訓になった」と、ユベントスに第1レグで3-0と快勝しながら、ホームでの第2レグであわや敗退の危機に追い込まれたことを忘れてはいけないと強調している。

「0-0のつもりで試合を始めることが、もっとも大事だと思う」

 マドリーは宿敵バルサを見返す3連覇を成し遂げられるのか。まずは、サンチャゴ・ベルナベウでのバイエルン戦が注目される。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事