バルサの優勝記念Tシャツに名前がなかったデウロフェウ 「僕のトロフィーでもあるよね?」

2018年05月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラフィーニャの名前はあるのに…。

9節のマラガ戦でゴールを奪い、メッシと抱き合って喜ぶデウロフェウ。ラフィーニャの名前があるなら、彼やマスチェラーノの名前もあっていいはずだが…。(C)Getty Images

 2シーズンぶり25回目となるリーグ制覇を決めたバルセロナ。優勝を決めたデポルティボ戦でハットトリックを記録したリオネル・メッシを筆頭に、今シーズン限りでの退団を発表した主将のアンドレス・イニエスタやジェラール・ピケ、セルヒオ・ブスケッツなど、クラブの生え抜き選手たちは今シーズンも活躍し、獲得タイトルをひとつ増やしている。

 その一方で、昨夏に入団したウスマンヌ・デンベレや、今年1月に鳴り物入りで加入したフィリッペ・コウチーニョらにとっては、バルサでの初のリーグタイトルとなった。長丁場で戦うリーグ戦の優勝は、どんな選手にとっても思い入れがあるもの。だからこそ、優勝を記念する特別Tシャツに記された自分の名前に、誇りを感じる選手は少なくない。
 
 だが、シーズン途中までバルサで戦ったにもかかわらず、Tシャツに名前が載らなかった選手たちがいる。今年1月に退団したジェラール・デウロフェウ(ワトフォード)やハビエル・マスチェラーノ(河北華夏幸福)、アルダ・トゥラン(バシャクシェヒル)といった選手たちだ。スペイン紙『Marca』が伝えた。

 バルセロナユース出身のデウロフェウは、昨シーズン後半戦のミランでの活躍を受け、開幕前にバルサに復帰。半年でふたたびチームを離れ、ワトフォードにレンタル移籍したが、バルサでも公式戦17試合に出場して3ゴールを挙げている(リーガでは10試合・1ゴール)。

 同じく1月にインテルへレンタル移籍し、バルサでの今シーズンの出場がコパ・デル・レイの1試合だけだったラフィーニャの名前は、今回の優勝記念Tシャツに記されている。それだけに、デウロフェウらが優勝メンバーとして扱われなかったことが議論を呼んでいる。

 デウロフェウも自身の扱いに納得していない様子だ。自身のツイッターにTシャツの写真を掲載し、「半分は僕の(トロフィー)でもあるよね?」と、困惑ぶりを伺わせるコメントを残している。

 Tシャツに名前を載せた優勝メンバーの選考に、なにか基準はあったのだろうか。

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