メッシがハットトリックを達成! バルサが2年ぶり25回目のリーグ優勝を決める!

2018年04月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

敗れたデポルティボは降格が決定。

何度か危ない場面もあったバルサだが、メッシの活躍などでデポルティボに勝利し、25回目のリーガ制覇を達成。3節以降、一度も首位の座から陥落することのない、まさしく完璧な優勝だった。(C)Getty Images

 現地時間4月29日に実施されたリーガ・エスパニョーラ35節、デポルティボ対バルセロナの一戦は、4-2でバルサが勝利。この結果、バルサの2シーズンぶり25回目の優勝が決まった。

 バルサにとっては引き分け以上で優勝が決まり、デポルティボは勝たなければ降格が決定する。まるで天国と地獄が背中合わせになったようなこの試合、先制したのはアウェーのバルサだった。

 7分、リオネル・メッシから右のウスマンヌ・デンベレにつなぎ、ゴール正面で待つコウチーニョへ。先日退団会見を行なったアンドレス・イニエスタの後継者と言われるブラジル人MFは、これを難なくゴール左隅に流し込んだ。

 さらにバルサの時間帯は続き、38分には追加点が生まれる。中央にポジションを代えたデンベレから右のルイス・スアレスに展開。ゴール前を横切るような浮き球のパスを、逆サイドを駆け上がったメッシがダイレクトで決めた。メッシはこれで2シーズン連続7回目の30ゴール達成となった。
 
 ただ、バルサは2点を奪って安心してしまったのか、この直後から試合の主導権はホームのデポルティボに移行する。40分にボルハ・バジェの左からのクロスをルーカス・ペレスが押し込むと、65分にも見事な崩しからエムレ・チョラクが追加点。その後もあわや逆転というシーンが続いた。

 諦めムードが漂っていたリアソールに静かに沸き上がる残留への希望――。しかし、これをふたたび断ち切ったのがメッシだった。

 この日はベンチスタートとなったイニエスタを、プレッシャーの少ない状況でピッチに立たせたいという思いがあったのか、81分と84分に立て続けにゴールを奪い、瞬く間にハットトリックを達成。そのメッシの3点目を演出したスアレスのパスも見事だった。

 仲間の"アシスト"を得て86分、イニエスタが優勝のピッチに登場する。ベンチに退くイバン・ラキティッチからキャプテンマークを受け取った「背番号8」の頭上には、両チームのサポーターから大きな拍手と歓声が降り注いだ。

 そして試合は4-2のままタイムアップ。まさしく悲しみと喜びの感情が入り混じるリアソールで、バルサの優勝とデポルティボの降格が同時に決まった。

 バルサは無敗のままリーガ制覇を成し遂げるという離れ業を達成。セルヒオ・ブスケッツは試合後、「4試合を残しての完璧な優勝だった」とコメントしている。
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