W杯 日本 対 コートジボワール|週刊サッカーダイジェストの寸評・採点

2014年06月15日 週刊サッカーダイジェスト編集部

「持っている男」を改めて証明した本田だが、基準点としてはいまひとつ。

痛恨の逆転負けで初戦を落とした日本代表。特派として現地取材中の週刊サッカーダイジェスト代表番の気になる評価は――。 (C) SOCCER DIGEST

【週刊サッカーダイジェスト代表番による寸評・採点】
取材:原山裕平・大木勇(週刊サッカーダイジェスト編集部)
 
【日本代表】
[GK]
1 川島永嗣 5.5 
34分にはボカが放った強烈ミドルに素早く反応。雨中でも正確なキャッチングを見せていたが、2失点目の場面では触るも防ぎ切れず。
 
[DF]
2 内田篤人 5.5 
カルーの突破にソツなく対応し、20分には大胆な上がりから2人をかわして決定機を作る。ただ、時間の経過とともにガス欠気味に。
 
5 長友佑都 5.5 
14分に初めて敵陣深くに侵入し、その後に本田のゴールを演出。1対1の守備で強さを示すも、サイドからの崩しは少なかった。
 
6 森重真人 5.5 
前半は身体を投げ出したブロックでピンチを防ぐなど、一定の安定感を保った。しかし64分、ボニに振り切られて同点ゴールを許した。
 
22 吉田麻也 5.5 
後半途中まで最終ラインを巧みに統率したが、66分のクロスに対して反応が遅れ、付いていたジェルビーニョに決勝点を決められた。
 
[MF]
16 山口螢  
27分には素早い寄せでカウンターのピンチを摘み取り、38分には的確な読みでシュートブロック。要所で"らしい"守備を見せていた。
 
17 長谷部誠 5.5 
中央のスペースをケアし、前半はトゥーレ・ヤヤへのパスコースを上手く遮断。守備意識は強かったが、配球役としてはやや物足りず。
 
[FW]
4 本田圭佑  
厳しいマークに遭うなか、巧みなトラップから先制弾。「持っている男」を改めて証明したが、攻撃の基準点としてはいまひとつの働き。
 
9 岡崎慎司 5.5 
身を粉にしてボールを追うなど守備でチームを助けた反面、持ち味の裏へ飛び出す動きは鳴りを潜め、攻撃面での存在感は希薄だった。
 
10 香川真司  
序盤からボールが足につかず、パスやトラップのミスを連発してピンチを招く。自身のサイドからオーリエにクロスを入れられて2失点。

18 大迫勇也  
前線でボールを収める場面が少なく、コンビネーションでの崩しも皆無。交代するまでシュート0本に終わり、脅威を一切与えられず。
 
[交代出場]
7 遠藤保仁  
パスを散らして試合を落ち着かせる役割を期待されたが、結果的に投入されてから2失点。潮目が変わり、チームの舵を取れなかった。
 
13 大久保嘉人  
1トップで投入されるも、数分後に左MFへ移動。一度シュートを放ったが、それ以外ではこれといったチャンスを作れずに終わった。
 
11 柿谷曜一朗 - 
1点を追う展開のなかで最前線に入るも、効果的に絡む機会はないまま終了。逆境の流れを変えるワンダーボーイにはなれなかった。
 
[監督]
アルベルト・ザッケローニ  
リード時に長谷部を替えた采配は議論の対象。交代はいずれも奏功せず、終盤の慣れないパワープレーからもゴールの匂いは一切せず。
 
 
【コートジボワール代表】
[GK]
1 バリ  
[DF]
3 ボカ  
5 ゾコラ 5.5 
17 オーリエ 6.5 
22 バンバ  
[MF]
9 ティオテ  
19 トゥーレ・ヤヤ 5.5 
20 ディエ  
[FW]
8 カルー 6.5 
10 ジェルビーニョ 6.5 MOM 
12 ボニ 6.5 
[交代出場]
11 ドログバ 6.5 
18 ジャクパ  
13 ヤ・コナン - 
[監督]
サブリ・ラムシ 6.5  

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