乾と柴崎は最後までベンチを動かず…リーガ初の「日本人対決」は来季以降に持ち越しに

2018年04月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合はふたりに不向きな激しい“潰し合い”に。

試合前は談笑し合うシーンも見られた乾と柴崎だが……。(C)Getty Images

 現地時間4月21日に実施されたリーガ・エスパニョーラ34節、エイバル対ヘタフェの一戦は、アウェーのヘタフェが1-0で勝利。しかし、注目の乾貴士と柴崎岳によるリーガ史上初の「日本人対決」は、またしても実現しなかった。

 キックオフのタイミングで、ピッチの上に乾と柴崎の姿はなかった。

 ふたりの日本人MFを欠いてスタートしたゲームは、もともと守備意識の高い両チームの特徴が際立つ、激しい「守り合い」となった。中盤のゾーンでは素早いパス交換のかわりに、激しい潰し合いが展開される。

 そんななか試合が動いたのは23分、先制点はアウェーのヘタフェに生まれた。右サイドでスローインを受けたファイチャル・ファジルが、左足でライナー性のクロスをファーサイドに届けると、走り込んだマティアス・オリベラがこれをヘッドで合わせる。ボールは右のサイドネットにふわりと収まった。
 
 アトレティコ・マドリー、バルセロナに次いでリーガで3番目に失点が少ないヘタフェ。その鉄壁のガードを崩すべくエイバルもしきりにポジションを変えながらアタックをしかける。本職のFWの位置に入ったルベン・ペーニャが最前線と中盤の間を果敢に行き来し、左のファビアン・オレジャーナはトップ下の位置へ入り込んでは、ヘタフェ守備陣をかき回した。

 35分にはCBのダビド・ロンバンからパスを受けたペドロ・レオンが、カットインから左足の強烈なシュート。しかし、こうしたエイバルの粘り強い攻撃は、GKビセンテ・グアイタを中心としたヘタフェ守備陣にことごとくはじき返された。

 ピッチのいたるところで両チームの選手が身体をぶつけ合い、そのたびにどちらかのプレーヤーがうずくまる。そんなシーンが延々と続く状況で、両指揮官にとっては、決してインテンシティーが高いとは言えない日本人プレーヤーは使いにくかったのだろう。

 46分にシャルレス、69分にジョアン・ジョルダンを投入していたエイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督が74分に送り込んだのは、乾と同じサイドプレーヤーのイバン・アレホだった。

 この瞬間、日本人対決が実現しないことが決定。地元の新聞各紙がスタメン入りを予想していた柴崎も、最後までピッチ脇に呼ばれることはなく、ヘタフェも88分に3人目の交代を終えている。

 試合は結局、ヘタフェが1-0で勝利。そして2000年1月に城彰二氏が日本人で初めてリーガの舞台に立ってから18年間一度も実現することのなかった「日本人対決」は、来シーズン以降に持ち越されることとなった。
 
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