[J１リーグ９節]川崎４-１鹿島／４月21日／等々力

　王者が昨季覇権を争ったライバルを一蹴した。

　試合が動いたのは立ち上がりの５分。右サイドを抜け出した家長昭博が右足でクロスを入れると、これを三竿健斗がオウンゴール。川崎が先制する。その後もペースを掴んだ川崎はチャンスを迎えるが決め切れず前半は１対０で折り返した。

　後半に入り、先にスコアを動かしたのはまたも川崎。47分、鮮やかなパス交換から縦に抜け出したエドゥアルド・ネットが最後はDF一人をかわして右足でゴールに流し込む。川崎がリードを２点差に広げる。

　鹿島の反撃は64分、永木亮太が直接FKをねじ込み１点差に。しかし直後の65分には、相手の軽率なバックパスを見逃さなかった中村憲剛が押し込み、３点目を奪う。さらに81分には家長のスルーパスに反応した大久保嘉人がトドメの４点目をゲット。

　結局、試合は４対１でタイムアップ。川崎がホームで鹿島に完勝した。これで川崎は勝点を15に伸ばし、鹿島は同11にとどまっている。

【川崎 ４-１ 鹿島 PHOTO】昨季王者が貫録の完勝劇!! 中村憲剛＆大久保嘉人のベテランが揃い踏み！