「ヴェンゲルを後ろから刺したのは誰だ!」「裏切り者」ファン・ペルシが恩師への想いを綴って大炎上!

2018年04月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

“フットボールの父”とヴェンゲルを慕うも…。

ヴェンゲル(右)の下でフットボーラーとして大きく成長したファン・ペルシ。SNSにつぶやいた感謝の気持ちが火種となってしまった……。 (C) Getty Images

 恩師への感謝の言葉が思わぬ火種となってしまった。

 現地時間4月20日、アーセナルはフランス人指揮官アーセン・ヴェンゲルが今シーズンいっぱいで退任することを発表し、英国を中心に大きな話題となっている。

 1996年10月に名古屋グランパスからアーセナルに活躍の舞台を移し、約22年間で北ロンドンの雄を欧州でも指折りの名門へと押し上げたフランス人指揮官の退任は、同時に一時代の終焉を意味し、クラブOBを始め、多くの識者やメディアから労いの言葉が寄せられた。

 多くのOBたちと同様に、若くしてヴェンゲルに才能を見出され、世界屈指のストライカーへと成長した元オランダ代表のロビン・ファン・ペルシも、感謝のコメントを寄せた。

 当時21歳と、まだ青二才だった2004年の7月にフェイエノールトからアーセナルにやってきてから、2012年8月にマンチェスター・ユナイテッドに移籍するまでの約8シーズンに渡ってヴェンゲルの薫陶を受けたファン・ペルシはSNSで思いの丈を綴っている。

「長年に渡って僕を信頼してくれたアーセンに感謝したい。あなたは特別な男であり、最高のコーチ。僕にとって明らかに最高なコーチの一人だ。あなたの指導を受けたことで僕は男としても、選手としても、成長することができた。あなたはいつだって僕にとってフットボールの父だ。僕は永遠に感謝し続けます。そしてあなたの人生における次の章が最高なものになることを祈っている」
 
 自分自身をフットボーラーとして大成させてくれた恩師への熱い言葉を綴ったファン・ペルシのツイートだったが、これに過激に反応したのが、あろうことかアーセナルのファンだった。

 マンチェスター・Uに移籍する際に「アーセナルじゃビッグタイトルが獲得できなかった」と語り、さらに古巣との直接対決でゴールを決めたあとに派手に喜ぶなど、アーセナル・ファンの反感を買う行為を繰り返した経緯を持つファン・ペルシ。それだけにいまだそのことを根に持つファンは多いようで、上記のツイートには次のような辛辣なコメントが殺到した。

「ヴェンゲルはお前のせいで路頭に迷ったんだ。お前はヴェンゲルを裏切った。キャプテンでありながら船を捨てたお前に敬意は持てない」
「ヴェンゲルが一番必要としている時に後ろから刺したのは誰だ?」
「あんたはファーガソンにも"フットボールの父"と言っていたな。この浮気者」
「親不孝」
「黙れ!嘘つきのヘビ野郎!」

 恩師への感謝の気持ちが、ファンの反感を買い、あらぬ方向へと転がりはじめてしまったファン・ペルシ。この炎上は、さすがに本人も想定外だったに違いない。
 
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