ヴェンゲルが今季終了後の退任を決断! アーセナルとの22年の長期政権に終止符「名誉だった」

2018年04月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

求心力が低下し、退任を決断。

今シーズン限りでの退任が決まったヴェンゲル。 (C) Getty Images

 衝撃的なニュースが舞い込んできた。

 現地時間4月20日、アーセナルはフランス人指揮官のアーセン・ヴェンゲルとの契約を今シーズン限りで打ち切ることを発表した。

 ヴェンゲルは、1996年10月にアーセナルに就任して以降、3つのプレミアリーグタイトルと14個のカップタイトルをもたらしてきた。しかし、ここ数シーズンは不振に喘ぎ、昨シーズンには19年連続で掴んできたチャンピオンズ・リーグ出場権をも逃していた。

 そんなフランス人指揮官の采配には不満の声が上がっており、一部のサポーターは抗議活動を行なうなど、退任に向けた動きが強まっていた。

 今シーズン開幕前に「あらゆる面で今よりも強くなることに目を向けていく」と語り、クラブと2年の契約延長をしていたヴェンゲルだが、蓋を開けてみれば、プレミアリーグではヨーロッパリーグ出場圏外の6位と低迷。その求心力の低下が指摘されており、シーズン終了が迫ったこのタイミングで22年の長期政権に終止符を打つ決断をしたようだ。

 今回の退任発表にともなってヴェンゲルは以下の声明をクラブ公式サイトで発表している。

「クラブと協議し慎重に検討した結果、今シーズン限りで退任するのが正しいタイミングであると感じた。記憶に残る長いシーズンをこのクラブで過ごせたことは名誉であり、嬉しく思う。

 私は献身と誠実さと共にこのクラブを率いてきた。スタッフ、選手、首脳陣、ファンに感謝の言葉を述べたい。彼らはこのクラブを特別な存在にしてくれた。サポーターには上位でシーズンを終えられるようサポートをお願いしたい。アーセナルを愛するすべての人達に、このクラブの価値を大切にして欲しい。わたしの愛とサポートは永遠に続く」
 
 
 
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