浦和が大槻体制で2連勝!!岩波の恩返し弾とマウリシオの劇的ATヘッドで神戸を撃破!

2018年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

一度は逆転された浦和が驚異の粘りで今季初の連勝を達成!

武藤の先制弾を祝福する浦和の選手たち。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 前節、2試合ぶりの勝利を挙げた神戸と大槻毅監督体制初戦で今季初勝利を掴んだ浦和が相まみえた。
 
 神戸はルーカス・ポドルスキやウェリントンなどの主軸に加え、大卒新人・宮大樹とU-18から今季昇格した佐々木大樹をスタメンで起用。リーグ戦初出場初先発となったふたりのルーキーに注目が集まった。
 
 一方の浦和は、今季リーグ戦に全試合出場していた日本代表の槙野智章がベンチ外。代役には今季神戸から加わった岩波拓也を指名。浦和でのリーグデビューをいきなり古巣戦で迎える格好となった。
 
 ノエビアスタジアムで行なわれた一戦は、序盤から拮抗した展開で試合が推移する。

 神戸は丁寧なビルドアップからボールを前線へと運んでいき、ポドルスキを起点にゴール前へと入り込んだ。対するアウェーの浦和は前節に続き、3バックで試合をスタート。高い位置からボールを奪いに行くなど、積極的なプレーを目立った。
 
 互いに良さを出し合う展開のなか、先にスコアを動かしたのは浦和だ。24分に右サイドを抜け出した興梠慎三がゴール前に折り返すと、武藤雄樹が右足でシュートを放った。GKの正面を突いたが、これをキム・スンギュがまさかのファンブル。こぼれ球を見逃さなかった背番号9がきっちり詰め、幸先よく先制点を奪った。
 迎えた後半。ホームで負けられない神戸が反撃を開始する。開始早々の51分。ポドルスキの蹴った右CKをウェリントンが豪快に頭で合わせ、早い段階で試合を振り出しに戻した。
 
 そして、63分に神戸生え抜きのルーキーが大仕事をやってのける。右サイドでパスを受けた佐々木が華麗なルーレットでペナルティエリアに侵入すると、最後は右足でゴールネットを揺らした。リーグ戦初出場初先発の18歳がJ1初ゴールを決め、神戸は逆転に成功する。
 
 あとはリードを守り切るだけとなったホームチーム。しかし、昨季まで最終ラインを支えた男に手痛い恩返し弾を決められてしまう。

 72分、柏木陽介の右CKに岩波がファーで合わせると、ループ気味の弾道でボールがゴールに吸い込まれる。リーグ戦移籍後初出場の岩波がいきなり得点を決め、浦和が同点に追いついた。

 そして、試合がこのまま終了するかと思われた後半アディショナルタイム。柏木の左CKからマウリシオがヘディングでネットを揺らし、劇的な形で浦和が勝利を手にした。

 浦和は前節の初勝利に続く2連勝。勝点を8に伸ばし、11位に浮上している。敗れた神戸も同じく勝点8で、こちらは10位に後退している。

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